凡庸雑記「スランプ」
コロナのせいにしてはいけないのだけど、どうも、書く気が起きぬ。困ったことに。
コロナの後の体のだるさが原因なのか、はたまた、気がかりな仕事のせいなのか、どうにもいけないことである。
では何をなんべんだらりと過ごしているかと言えば、ひたすら動画三昧の日々である。この間の盆休み、まさにそんな体たらく。
目が覚めると、無意識にiPadを手に取って、Netflixやら、Amazonプライムやら、おまけにYouTubeなどなど、延々と物色しては、まるで、探しているのが人生の目的のごとく、だらだらと、ぐだぐだと、熱心に無心におもろそうなものを、探して迷って気に入って、延々と観続けては、毒にも薬にもならん、と、言うと、人生賭けて作り上げた創作者には大変申し訳ないこと。
だけど、申し訳ないことだが、客観的に見てどうにも、薬にはなりそうもない。我が身には。
さりとて、胸打つ作も間違いなくあり、と言うか、それを探して期待して観ているのだから、そんなもんばかりで、人並みの感動やら、人生の変革が手に入るかもと、錯覚に近い感傷に浸る。
そこで、この想いを言葉にせなあかんと、筆を取る(Macのキーを打つ)のだけど、一向に書けやしない。困ったことだ。こいつがスランプと言うやつだろうか。
スランプなんて格好つけると、元々はちゃんとしたものを、あれこれできていたと言えるのだけど、元がないもんだから、こんなもんなのかもしれない。
そのうち、落ち着いたら、案外簡単に書けるかもしれないから、とりあえず、今日はこんなところで。