初めての骨折・・・・・?
症状
・肋骨(6番目)の痛み=ステンレスの水筒越しに強打
・左肘周辺を打撲、痛々しい切り傷
・右手中指の先を損傷
・右掌に軽い擦り傷
・左目の下に小さな切り傷
慣れた道で転倒
13日。朝4:15にスタートして、コムラッズマラソン100周年記念・安房シャルソンのため走り始めた。まずはすっかり通い慣れた鋸山縦走。林道口から尾根を東進。東京湾が一望できる展望台から一気に車力道方面へ向かった。車力道が終わりかけた頃、なにかに躓いたのか激しく転倒。
メガネが吹っ飛んだ。左の頰にかすり傷があるということは、顔も軽く打ったのだと思う。まずメガネが壊れていないことに安心し、そのまま土をはらって進み続けた。金谷港の幸せの鐘まで80分ぐらい。順調だった。
復路も問題なし。鋸山縦走チャレンジは2時間50分で完走。そのまま海岸線を通って勝山方面へ向かった。第六海岸への入口付近で、呉さんが待っていてくれた。昨年もスタートから20kmぐらい付き合ってくれた。一緒に並走して鋸南町役場へ向かった。
心臓に違和感
この時、心臓あたりに痛みを感じた。前夜またしても飲みすぎたかと反省。ただ、これまでも飲みすぎで走ることになったことは何度もあるので、酒が抜けるのを待った(すでに25kmぐらい走って体感では抜けていたが、内臓の疲労が残っているのかなと思い込んだ)。
呉さんと別れ、富山への登山口である福満寺に着いた頃、違和感はピークに達した。心臓に何らかの異常があるのではとも感じた。富山は歩いて登頂。歩く分には問題なさそうだと判断し、とりあえず進み続けることに。
DNFか・・・
手持ちの水分が無くなりそうだったので、伊予ヶ岳に直行せずに、平群天神社付近の自動販売機を目指した。気持ちを取り直して伊予ヶ岳へ。40km手前で脚がやや疲れていることに、急勾配を登っていて気づいた。そして、ロープを伝う際に負傷した右手がとても厄介だった。
伊予ヶ岳を降りて外房方面へ向かい始めたとき、初めてのDNF(did not finish=途中リタイヤ)を意識した。千倉の青木屋まで歩き、ワインを買ったら電車で帰ると決めた。無理はしないほうがいい。
いけるかも?
しかし、ふとあることに気づいた。心臓に異常があるのかと思ったが、苦しくはない。もしかして肋骨にヒビでも入ったのかなと。骨折の経験はないけれど、これまで聞いた肋骨の骨折の体験談と、自分の症状が一致するような気がした。410号線を歩きながら、肋骨損傷と診断を下した。痛みはあまりないので、再び走り始めた。計算上、ゆっくり走り続ければ、コムラッズの制限時間12時間を守れると気づいたから。
肋骨の痛みのある部分にボトルが当たらないようにしたり、冷たい飲み物を買って患部を冷やしたりしながら小走りで南下した。
その後の顛末は昨日書いた通りだ。
肋骨に激しい打身ができていると思う。1日明けて呼吸で痛いということはないので折れたりヒビが入ったということはないと思う。まぁ、転倒から80km走ったので、それなりに元気です(笑)。
打ち上げで、友人たちと相当飲んだ。上のリンクは、一晩寝てすぐに書いたものだ。昼過ぎに鋸南を発ち、夕方世田谷の自宅に到着。家族には「軽く転んだ」ことを報告した。
今朝起きて、咳をしたら痛かった。これが肋骨骨折だ。とはいえ、日常生活に大きく支障がでるほどの痛みがあるわけではない。折れてから80km以上走ってるし、ネタとしても格好である。ちょっとウキウキしながら整形外科の門をくぐった。
ドクターに状況説明
「トレランで転びました。」
「痛みはひどい?」
「転んだ後、80km以上走れたから大丈夫です。でも肋骨にヒビがはいっているかもしれません」
「80km? そんなに走ったの?」
「89kmです」
肋骨を触診してもらった。左の6番目の肋骨にダメージがあると判明。そして正面と斜めからレントゲン撮影。
結果は・・・異常なし。重なっている部分もあるので分からないが、明らかな骨折は認められない。痛みがあるならヒビがないとは言い切れないが、レントゲン写真からは判定できない。
「痛み止めとか、湿布とかいる?」
「特に必要を感じません」
「とりあえず、経過観察しましょう。あんまり激しい運動は避けてくださいね」
「89kmまた走るのは、1年後ぐらいです」
「・・・」
初めての骨折診断を少し期待してしまっていたが、そうではなく、よかったけど、ちょっと残念な気も。初めての骨折・・・・・ならず。
パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。