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小野龍光氏講演会の記録

1月15日に鋸南町中央公民館で行った小野龍光氏の講演会に多数お集まりいただきありがとうございました(68人)。講演を動画で記録していますので、是非、何度でもご覧ください。


動画は5本に分かれています。以下のページから、10年前の南極講演もご覧いただけます。


また、龍光さんから著書を寄贈いただきました。パクチー銀行のペイフォワードの仕組みと組み合わせて販売します。


当日、時間不足でしたので、皆様の質問をtwitter上で龍光さんに答えていただきました。以下、記録として置いておきます。



龍光さんTwitter一問一答 #鋸南で龍光


Q.

人生を振り返って、一番予想外だった意思決定は?


A.

ツマラナイ回答ですが

常に先の見えない今この瞬間に、何をしていくかの連続が一番ワクテカ予想外にあふれてます

過去振り返りより、今に集中する事に今の時間を向けて楽しみたいなと

あ、でもいまワンコが僕の顔を直視しながら💩し始めました🤣



Q.

「新たなことを始める不安についての回答は理屈では分かるが、決められないから不安があるから先に進めないのはどうするのか」


A.

何か決めないとチャンス失う?

決めちゃったら何か失う?

これら不安は想像で現実に起きてません

未来は未だ来てないのでワカリマセン

時間も命もある分しかありません

ただ「今ある事に感謝」してみては

息をしてるだけでも世界の活動に貢献してるのです

今あること/できること向き合うとよいかもです



Q.

龍光さんの姿勢の良さは感動的でした。意識して姿勢を正しているのでしょうか。出家して変化はあったのでしょうか。


A.

有難うございます😅本人意識は無いのですが。。

小さい頃に習った剣道のおかげでしょうか。。

得度前後では差は無いかもしれませんが、より人様の前で恥ずかしく無い言動を意識するようにはなったつもりでおります



Q.

佐々井秀嶺上人から名前をもらったとのことですが、そもそも龍光という名前の由来などあるのでしょうか?

鋸南町在住 キッチンカーアーティストさん


A.

佐々井上人が住むナグプールは"Naga(蛇/龍)のプル(都)"

大乗仏教の開祖ともされる龍樹の伝説もある地で、佐々井さん自身もインドのラジーブ・ガンディー首相より授かった「龍樹」のインド名を持ちます。佐々井さんの弟子も"龍"の一文字を頂いてます

光(Prakash)はインドでは名前に人気の文字だそうです



Q.

海外を色々回っていらしたようで、しかも少し危険もあるかも?と言った国や環境を行かれてますが、驚いたり、怖かった体験も聞きたいです。


A.

さほどの経験はしておりませんが、砂漠、南極や北極などに行くと、日常と感じてた都会の人工物まみれの環境こそが、いかに地球において異常な景色なのかを改めて感じさせられます

あとはジャングルで原住民に襲われそうになりました😅

感情が増幅された人間は誰しも恐ろしい事をしうるものですね…



Q.

無とは何ですか?


A.

みならいボウズに140字で答える難易度高めですが😅

"有る"のが当たり前と考えてるモノや、考えている自分自身も、いつか崩れていくし、そもそも自分の心の中で作り上げた妄想でしか"無い"、という趣旨で"無"が語られてる理解です。"有る"と拘ると"無"への不安が生まれる。続きはどこかでまた…



Q.

ビジネスの最前線を走られているときと今の日々に共通点はありますでしょうか?


A.

自分や自分の会社が多くの事を「自身でなんとかできる」と勘違いし、実は多くのコントロールできない事に依存してるのを忘れ傲慢になりがちな点でしょうか

極論、太陽に異常が起きれば、即座にあらゆる法人どころか人すらも、生き延びるのが難しくなりますが、普段感謝どころか意識すら忘れがちです



Q.

ビジネスとは逆側に立った人生の始まりだと解釈しますが、僧侶側からビジネスをされることは禁じられていることなのでしょうか。


A.

初期仏教(2300年前頃)では、僧(出家者)は生産活動に関わってはならず、現在も南伝(東南アジア等の上座部)仏教では原則同様と理解してます

一方、大乗仏教(チベット、日本など)では宗派により事業を認められてる理解です

ただ大事なのは事業の目的が自身の利益でなく「利他」が本来であると理解してます



Q.

12月のインド再訪の中で、龍光さんが新たに発見したこと(ご自身の内面でも、インドのことでも)を、お聴きしたいです。


A.

佐々井さんの教えが世代を超え人々を変えている事です

「祖母が佐々井さんの元で学び、孫の僕が海外で稼げるようになった」

「祖母の時代にはほったて小屋でしたが、僕が大きな家を建ててあげられるまでに成長できました」

そんな風にして建った立派な家が寺の周囲にたくさんあるのです

感動的でした

教育すらまともに受けられなかった所から、宗教を通し生き方が代わり、孫が海外で活躍できるまでになる

「全て佐々井さんのおかげ」

と、その孫は、祖母だけでなく、その恩人である佐々井さんをも家に招き、家族中で佐々井さんをもてなし恩返しする

そんな信心深さはナグプールでは珍しくないのです



Q.

2022年に還暦を迎えました。仕事を退職し、この後体力も能力も衰えていくであろう人生をどう生きようか定まっていません。振り返れば自分の幸せばかり考えて生きてきましたが、これから社会や他の方とどうかかわっていこうかと考えます。


A.

"我"はいつか必ず滅していくものですから、なすべき事は"他"に利し、受けた恩を返していく事だと考えております

我々は多くの生き物を食し命を頂き生きてます

その恩を返すには、他の生き物に利するような生き方をしていくことではと思います

他人のための行動は結果自身の幸せをもたらすと思います



Q.

一番重要と考えている言葉と意味は何ですか。


A.

「おもしろく すみなすものは こころなりけり」

高杉晋作の辞世の句の一部です

世の中を「おもしろくない」or「おもしろい」

どう捉えるかは自分の心しだい

日々の出来事に、愚痴や怒りや不満で向き合うも、慈しみや愉しみ喜びで向き合うのも、自分の心の持ち方しだい

後者の生き方を貫きたいものです

パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。