見出し画像

雇用統計速報!失業率悪化も利下げは慎重か?背景と今後のドル円・クロス円の展望解説/7月6日

好調ではないが、悪化とまでは言い切れない、そんなモヤモヤした雇用統計となりました。

Xで速報した通り、非農業部門雇用者数は+20.6万人(予想+19.0万人)と予想を上回りました。ただ、中身を見るとフルタイム労働者は−2.8万人、パートタイマーは+5万人増と相変わらず質的には悪い。さらに、4月分、5月分が合計−11.1万人分下方修正されるなど、トータルで見るとゲゲゲって感じ。

平均時給は予想通りの前月比+0.3%/前年比+3.9%と、相変わらずインフレの粘着性は高め。

で、初動で下げ要因となったのは、おそらく失業率が4.1%(予想4.0%)に悪化したことで、いよいよ雇用市場が悪化傾向になるとの見方に傾いたのでしょう。もっとも、移民による労働人口の増加の影響も大きく、評価には悩ましさも。

◆押し目買いトレード継続!追加材料がなければ下がりにくい展開

結論から言ってしまうと、パウエルFRB議長の評価や、CPI(消費者物価指数)などによる、インフレ後退の確認待ち。決して良くはないものの、ものすごく悪いわけでもないといった数字ですからね。

したがって、決定打とまでは言えないので、ややドル安になりながらも、ドル安によるクロス円の上昇がサポートとなってドル円の下値も限定的な状況。

トレード的には、引き続きスワップをもらいながら、押し目で少しずつ追加していくトレードが良さそうです。

米ドル円(日足)チャート

ドル円は軽く買いつつ、160円台に差し込んできたら軽く追加して様子見。今回の急落で支えた160.30円レベルが強めのサポートとなりそうで、このレベルに厚めに指値をしておきたい。損切りは159.50円レベル。ポンド円は再び206円台に突入しており、円独歩安は継続ですね。

◆トランプ再選という大ノイズもあり、利下げは慎重か?日銀への催促相場継続で円売りは変わらず

雇用者数が引き続き多いため、7月利下げの可能性はなかなか悩ましくなったというか、今後の数字次第では9月も難しくなる可能性はあるので、下も攻めきれないですからね。

あとは、トランプが再選すると関税強化からインフレ再燃の可能性もあるわけで、9月、あるいは12月に利下げをしたとしても、またすぐに利上げに迫られる悪夢のような展開もあり得るわけで、そう考えると致命的な景気の悪化がなければ、ホイホイ2回も3回も利下げはしにくいわけで、慎重に見極めながら利下げしていくことになりそうなので、ドルをガンガン売るのは難しい。

さらに、円安は日本政府・日銀サイドの問題ですから、7月末の日銀会合へ向け、今の催促相場、円売りへの対抗策を出せという圧力的な円売りは継続しやすいと。

やはりトータルで見て円売りは継続しやすいため、軽く握りながら大きな調整下落があれば拾っていく、50銭-1円下に指値をしておけば良さそうです。これで今日も思いっきり含み益が増えました↓

円安トレードで資産防衛していくしかなさそうですね。また、FXは不安という方も、今はコストがかからないで円をドルに両替できるサービスがありますから、資産を守るためにお使いください。銀行や両替所などより、コストがはるかに低いのでオススメしています↓

私のブログ限定で、初回取引をするだけで数千円もらえたり、私の書いた攻略レポートがもらえますので、ぜひぜひご活用ください↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?