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米CPIで株価上昇!米利下げ織り込みとエヌビディア・ドル円・ダウ今後の行方/8月15日

昨夜発表された米CPI(消費者物価指数)は、全体・コア共に前月比+0.2%でしたが、全体が前年比+2.9%と予想を0.1%下回ったことで、9月からの毎回利下げは軌道通りという織り込みで、株価の上昇が続きました。

エヌビディア(日足)チャート

エヌビディアも最悪期を一旦は脱しましたね。もっとも、反発もここまでといった雰囲気はあるので、110-120ドルぐらいのレンジを意識しながら、上に抜けてきた場合、下げた時に買い増す余力がない人はポジションを減らしておくと良いと思います。

まぁ8月28日の決算は特に心配していませんが、数字によって乱高下が想定されるわけですから、要注意でしょう。

ダウ平均株価(日足)チャート

ダウも久々に4万ドルの大台を突破しました。米景気後退懸念で下げてたけど、そこまで悪くもなさそうだし、インフレも収まって利下げもあるなら買いだよねという緩い雰囲気で再び買われてる感があります。

ただ、本日(15日)発表の米国の小売売上高や新規失業保険の申請件数が大きく下振れるようなことがあると、景気ヤバそうという見方が強まって、再び荒れそうな点には警戒です。

◆市場の利下げ織り込みは年内1%!やや過剰気味なので巻き戻しに警戒

為替はもう勝負アリって感じですけどね。もはや、これだけ株高になってリスクオン(選好)の円売りに支えられても、この程度なわけですから。

Fed Watch(債券市場が織り込む利下げ確率)

また、債券市場の織り込む利下げ確率を見ると、9月に0.25%、11月に0.50%、12月に0.25%と年内4回分(1.00%)の利下げとなっています。

ただ、果たしてこれだけの利下げをFRBがコミット(約束)するかと言えば疑問です。

もちろん、よほど悪い雇用の数字などが出れば別なのですが、そうなったとすると米国の景気悪化がひどくてハードランディング的な織り込みになるわけで。

逆に雇用の数字が強かったら強かったで、他の指標の数字からFRBの利下げが遅れるのではないかという懸念も再度持ち上がってくるでしょうし、どう転んでも米国株はどこかで下げると思いますけどね。

全てが理想的なパターンで、市場も楽観したまま右肩上がりというシナリオは、なかなか難しいのではないかと。

◆ドル円は1ドル=146-148円のレンジ継続だが、下方向への可能性が高まる

ドル円は米利下げ織り込みのドル安で押し下げられていますが、急激な円高の反動と株高リスクオンの円安に支えられ、1ドル=146-148円のレンジが継続しています。

ドル円(日足)チャート

なんやかんや日本株も米国株も反発継続の右肩上がりで、なかなかドル円は底抜けしませんが、このまま株高がずっと続くならともかく、どこかでギクシャクする場面はあるでしょうからね。

岸田退任ショックなんかもありますし、米経済指標の数字や、市場の利下げの織り込みとFRBによる実際の利下げの乖離など、まだまだギクシャクする場面はあるわけで。

というわけで、トレード的には特に変わりません。損切りは引き続き目先高値の
148.20円に置きつつ147円台では売っていくイメージ
ですね。

利食いは早めなら146円半ばぐらいですが、株価が大きく下げていく場合は、145.00円の節目割れぐらいを期待して良いと思います。

クロス円はドル安・円安の影響で下げにくいですが、どこかでリスクオフが来れば倍速で下げますので、それを期待しながら、無理なく軽めに売っておけば良いでしょう。もちろん、損切りはドル円の148.20円抜けを基準に。

とりあえず、急ぎこんなところで。また、繰り返しになりますが、興味のあるサービスがあれば、ブログのバナーを活用して口座開設いただけると、ブログやnote、動画の更新意欲がアップしますので、よろしくお願いします。

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