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自分の限界と他人の限界を区別する

 つらい思いをしたり苦しい思いをするのは、自分の限界を超えているときです。そうならないためには、自分の限界を知っておく必要があります。限界を知ることで、知らず知らずのうちに無理をすることを防ぐことができるからです。

 しかし、自分の限界というのを知るときに、他人と同じように考えると、見誤る可能性があります。そこで、自分の限界を考えるときに、他人の限界と区別して考えることが重要と言えます

自分の限界を厳しく設定していないか

 自分の限界を考えるときに、周りの人があれだけがんばっているから、とか、普通はこれくらい頑張らないといけない。と考えて、他人の限界を自分の限界と一緒にして考えると、結果として、自分の限界を超えたところを自分の限界と考えてしまいます。そうすると、無理がたたり、つらい思いをしたり、苦しい思いをしたりしなければなりません。

 そうではなく、自分は他人と違ってここまでしかできないとしっかりと自分の限界を把握することで、結果として、無理なくことをすすめることができます。自分の限界を踏まえた上で、具体的な作戦が立てられるからです。

 周囲に合わせて気づかぬうちに、自分の限界を本当の限界以上に厳しく設定していないかどうか注意が必要です。すべての分野でみんなと同じようにできるはずはないのですから、何でも厳しく設定する必要もないのです。

自分ができるからといって、他人もできるわけでない

 また、自分の限界が、他人の限界より勝っているときも注意が必要です。自分がたくさんできるからといって、自分の基準を他人に押し付けると、他人が苦しんでしまいます。そして、意思疎通が難しくなり、周囲と協力していくことが難しくなります。

 自分ができるのだから、周囲も同じだけがんばるべきだと思うと、うまくいかなくなるのです。そういう意味でも、自分の限界と他人の限界を区別して考える必要があります。

 自分ができるからといって、他人も同じようにできるわけでないのです。他人の限界に想いをはせることで、その他人を尊重することになります。そして、ある分野では、自分の方ができて、ある分野では他人の方ができる。それを認めあえれば、良い協力関係も築けます

自分の限界と他人の限界を区別する

 何でも周りの基準で考えると、自分が苦しくなります。一方で、何でも自分の基準で周りを見ると、周囲が苦しくなります。そのため、自分の限界はこうで、他人の限界はこうであると、しっかり区別していくことが、楽にスムーズに生きるポイントといえます。

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