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諦めるのではなく、折り合いをつけることで前向きになる

 何か夢や目標に向かうとき、あるいは、人間関係とか物事がうまくいってほしいと思う時、なかなか自分の思うとおりにならなくて、諦めるということをする場合があるかもしれません。ただ、諦めるといっても、自分の意思にそぐわない強引な諦め、無理やりな諦めというのは、非常に心に負担がかかります。それは、諦めるか諦めないかの二択で考えているからです。0か100かという考えだと、真逆のことをしようとしているので、それは、負担がかかります。では、どのように考えればよいのでしょうか。それは、諦めるのではなく、折り合いをつけるということが大切と言えます。

そもそも、常に100%でなくてもいい

 これまで、夢を叶えたり、目標を達成させたきたときに、常に100%、それに向かっていくということはあったでしょうか。あったかもしれませんが、多くの場合は、途中で、60%になったり、70%になったりしてきながらも、夢を叶えたり、目標を達成させてきたのではないでしょうか。そうだとするならば、夢を叶えたり、目標を達成させるにあたって、すでに、折り合いというのは、つけてきているはずなのです。

たとえ低空飛行でも、しっかりと進んでいる

 無理やり諦めてしまおうとしているのは、20%になったり、30%になっている状態が、良くないと思って、0%にしたいと思っているという状況ではないでしょうか。しかし、20%、30%ながらも、夢を叶える、目標を達成させる方向へ向かうということは、良くないことでしょうか。そうではないと思います。また、50%、70%、100%と上がっていくかもしれないです。もしくは、ゆっくりと、0%、つまり、前向きな諦めへと移行できるかもしれません。すぐに白黒をつけず、緩やかに、緩やかに、折り合いをつけて進んでいくというのが、大事ではないでしょうか。

人間関係も、即座に白黒つけなくていい

 人間関係においても、相手が自分の思う通りにならない、相手は変わらないといって、極端に諦めてしまうのではなく、近すぎた関係性を少し離してみたり、時間をおいてみたりと、自分が固執している関係性にこだわるのではなく、折り合いをつけながら、自分自身が人間関係の変化を受け入れるのを待ったり、もしくは、理想に近いところに自然に戻っていく時期を気長に待つことを通して、人間関係をゆるやかに捉えていけば、よいのではないでしょうか。

自分を諦める必要はない

 また、自分がこうしないと思っているけれど、できない。ということがあったとして、自分はダメな人間だと、自分を諦めたり、今できないということは、もうダメだなどと、諦めの気持ちが出てくるかもしれません。しかし、やらなければならないと思っていることを常に今できる力というのは、重要でしょうか。人それぞれ優先順位や価値観の違いがある中で、いつだって、自分も、本当の本当にやるべきことは今すでにやっているはずなのです。そうだとするならば、それはそれでもう充分ではないでしょうか。できない自分を諦めるのではなく、本当に必要なことはしていると思い、冷静になることで、自分とも折り合いをつけていくということが大切と言えます。

折り合いをつけて、新たな前向きさを感じる

 無理やり諦めようとするという場合は、もしかすると、諦めるにしても早く、諦めないにしても早い時期といえるかもしれません。その中間の折り合いをつけるということが先決といえます。折り合いをつけるための行動を通じて、新たな前向きな方向性がゆっくりと決まっていく、つまり、折り合いが良い方向へとゆっくりと形作られていく。それで良いのではないでしょうか。

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