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強い絵 弱い絵

テレビ番組を作っているときに、プロデューサーからこんな言葉を言われることがあります。
 
「これ、絵が弱いね」
逆に「この絵は強いから、活かせるように構成して」なんて言われます。
 
そこで、今日は「弱い絵」と「強い絵」についてお話しします。
 
まず、「弱い絵」とは、言い換えると「つまらない」「単調」「よく観たことがある」といった映像です。
例えば、皆さんの家の前をただ映している防犯カメラの映像があったとします。
ただ、人が通るだけの何の変哲もない映像だとしたら、1分観るのも苦痛でしょう。
インパクトがなくて、人の印象に残らない映像はすべて「弱い絵」に分類されます。
 
その防犯カメラに取っ組み合いのけんかをする人が映っていたとしたら、
同じ場所で同じアングルの映像であっても、強い絵になります。
「出来事」や「事件」が起こると、絵に強さが出てきます。
 
よくバズる動画、バズらない動画という表現が使われますが、
少なくとも私は、確実にバズる動画を作る方法を知りません。
ただ、人々の関心をひいたり、どんな風に作れば興味をひくことができるかについては、
テレビ番組制作を通して必死に勉強してきたつもりです。
 
その観点でいうと、バズる可能性を高める動画とは、「強い絵」の動画をいかに作ることができるか、だと考えます。
 
前述の「事件」や「出来事」は確実にバズる可能性のある「強い絵」ですが、そうそうそんな映像を撮影することはできません。
だからといって、意図的に作り出すといわゆる「迷惑系」になりかねません。
 
ならば、どんな風に作るか。
分かりやすい方法としては、二つです。
 
1つは、人(キャラクター)で「強い絵」を作る。
大したことをしていなくても、画面に出るだけで面白い人がいます。
反対に、どれほど企画が面白くても、キャラが立っていないと弱い絵になります。
 
2つ目は、日常では観られない映像かどうかです。
田舎でのスローライフや大自然の映像は美しさもありますが、それ以前に、都市部に暮らす人たちにとって、観たことのない風景だから強い絵になるのです。
反対に言うと、都市部でも観られる映像であれば、撮影した場所が田舎でも「弱い絵」になります。
 
最後に、誰も観たこともない「強い絵」を撮影することなどなかなかできません。
ほとんどの場合、ストーリーテリングで強く見せる工夫をしなければなりません。
 
素材が多少弱くても、いかに強く見せるか。
それが動画制作者の腕の見せ所になると、私は思います。
 
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