将来Youtuber(Vtuber)になりたい人に見せたい罠と活動方針の記事
こんにちは。アクセスありがとうございます。
私はyoutubeとniconicoに趣味で動画投稿をしている、しがない動画投稿者です。
そこまで登録者も多くなく、動画投稿間隔もさして頻繁ではない、本当に趣味の域です。
さて皆さんの中で、将来YoutuberやVtuberになってお金を稼ぎたい!ビジネスにしたい!と思っている方がいるでしょうか?
もしくは将来YoutuberやVtuberになりたい!と思っている人が周りにいたりするでしょうか?
有効回答数が1000と少ないかもしれませんが、上記記事のように「Youtuberになりたい!」といった小中高校生は多くいるようです。
今回は、「数多くのYoutuberはどのように活動しているのか?」「夢見るYoutuberを目指すときに引っ掛かりやすい罠は何か?」という観点で、記事を書いていこうと思います。
なお収益面と伸びやすさという面を重視して書いています。どんな状況でも楽しんで活動できるのであれば、こんな記事読む必要がありません。
◆Youtuber/動画投稿者の活動方針は大きく四つに分けられる
まず皆さんと「Youtuber」という言葉の認識を合わせる必要がありますが、今回は「Youtuber/動画投稿者」という表現で、「Youtubeで活動している全ての人物または団体」を指すこととします。
(Youtuberと言われると、何か違くない?ってなると思われるため)
私見ですが、Youtuber/動画投稿者の活動方針は、以下二つの観点で切り分けられると考えています。
活動方針→幅広く活動しているか、何かに特化しているか
投稿者依存度→動画の内容が、その人/団体依存のものなのか
という観点で切り分けると、Youtuber/動画投稿者の活動方針は4つに切り分け可能です。
では各四つの活動内容の特徴について言及していきます。
・マルチタレント型
活動内容を何かに絞らずマルチに活動し、かつコンテンツが投稿者に依存しているYoutuber/動画投稿者です。
ここに属する人は、HIKAKIN氏をはじめとする「皆さんが夢見るようなYoutuber」になります。Youtubeにおいて花形といって差し支えないでしょう。
HIKAKIN氏がマルチに活動していることは言わずもがなですね。
投稿者依存度という観点では、例えばあるHIKAKIN氏の動画を真似て動画を作ること自体は恐らくそこまで難しくはありません。しかしその動画は伸びません。
その動画にHIKAKIN氏がいないためです。
つまりHIKAKIN氏の動画は、HIKAKIN氏本人の人気があって初めて成立し、再生数が何百万にも増えるわけです。投稿者依存度が高いと言って差し支えないでしょう。
・特化タレント型
活動内容を特定のコンテンツに絞り、かつコンテンツが投稿者に依存しているYoutuber/動画投稿者です。
ここに属する人は、いわゆる「〇〇系Youtuber」と呼ばれる人になります。また、世間一般の人がイメージするであろう「Youtuber」とは違う人も、ここに分類される人は多いです。
例えば弁護士Youtuberのkubota氏や
2021年10月現在でスマブラの日本ランキング(JPR)1位のザクレイ氏や
コスプレ/ピアノ/おっぱいのPan Pianoチャンネルなどが挙げられます。
三者三様のチャンネルを挙げましたので、それぞれの活動内容と投稿者依存度について話していきましょう。
活動内容については紹介でも書きましたが、kubota氏は「法律」ザクレイ氏は「スマブラ」Pan Pianoチャンネルは「コスプレ/ピアノ/おっぱい」というコンセプトで動画がアップロードされています。
また投稿者依存度という観点では、kubota氏は「法律の知識」ザクレイ氏は「スマブラの実力」Pan Pianoチャンネルは「コスプレ/ピアノ/おっぱい」という、三者三様ですが、投稿者本人の能力に依存しています。なお、おっぱいはYoutubeにおいては間違いなく能力です(力説)
つまりここに属する人たちは、本人の知識や能力、容姿をコンテンツとして提供している、ということになります。投稿者依存度が高いといっていいでしょう。
・乱立ゆっくり解説/切り抜き動画型
活動内容を特定のコンテンツに絞り、かつコンテンツが投稿者本人に依存しないYoutuber/動画投稿者です。
ここに属する人…というか企業が多いですが、昨今で多いテンプレートのようなゆっくり解説動画や、切り抜き動画を主体としていることが多いです。
(チャンネル例は出しません。トラブルになりかねないので…)
ここに属する人/企業は、そのコンテンツは他人の配信もしくはインターネットのまとめ記事そのままの引っ張ってきたようなものが非常に多いです。コンテンツの内容が基本本人に依存していないので、投稿者依存度が低いです。
一方で、特化は簡単です。例えば「宇宙」をテーマにしたとすれば、ネットに宇宙関係の記事なんて無限に転がってますから、それを引っ張ってきて動画化すればおしまいです。
こんなツイートがありました。
これはコンテンツの源泉(台本)は無限にあるのであとは編集者だけ欲しい、ということを裏付けているのではないでしょうか。
つまりここに属する人/団体は、コンテンツ内容を他所に依存し、それをまとめる、切り抜くという形で提供しています。
動画編集が少し出来れば誰でも出来ることは、ゆっくり解説チャンネルと切り抜きチャンネルが乱立していることからも分かるのではないでしょうか。
ただし誰でも出来ますが、誰でも出来るが故に競争率が半端じゃないです。配信中に切り抜き動画をアップロードするスピード感、編集作業をアウトソーシングしてマンパワーでチャンネル運営している所もあるため、一人でここに突っ込み対抗していくのはなかなか厳しいです。
・負け組型
活動内容を何かに絞らずマルチに活動し、かつコンテンツが投稿者に依存しないYoutuber/動画投稿者です。
ここに属する人は、ただ流行に乗っかるが伸びない、本人の人気もないという状態に陥っている人のことを指します。以下代表例です。
(記事から引用)ヒカキンチルドレン(別名:ヒカキッズ)とは、主に有名なYouTuberであるHIKAKINに憧れて動画を投稿し始めた子供たちの俗称である。彼らの投稿する動画のほとんどはHIKAKINのそれを猿真似したようなものであり、内容は薄く、完成度は低い。(引用ここまで)
つまり「流行に乗って誰でも出来ることを、ジャンルを特定することなく、人気のない人間がやっている」ということです。
負け組という極端な表現をしましたが、本人が楽しんで活動していることは否定しません。ただし収益や伸びという面では負け組と表現していいと考えています。
◆夢見るYoutuber(Vtuber)を目指すときに引っ掛かりやすい罠って?
ここまで書いてきましたが、ある程度察しがついている人もいるのではないでしょうか。夢見るYoutuber(Vtuber)を目指すときに引っ掛かりやすい罠とは
マルチタレント型を目指して、負け組型になることです。
上記はHIKAKIN氏の商品レビュー動画です。2021年10月14日現在約192万再生となっています。
上記の動画ですが、特別な編集テクニックもなく、高価な商品を取り扱っているわけではないので、似たような動画を作ることは難しくありません。
「自分にも出来そう!」これが罠です。HIKAKIN氏の動画の再生数は、HIKAKIN氏本人の人気/努力/実績に裏付けられていることを忘れてはいけません。
◆どのタイプを目指すか明確にしよう!
自分のモチベーションと将来の目標を考え、どこを目指すかを考えた方が良いと思います。無策だと、罠に引っ掛かり伸びずにモチベーションが下がり消えていく…往々にしてある現象だと思います。
では何を目指し、その時に何を行うべきか考えたいと思います。
・マルチタレント型を目指す場合
ここを目指す場合は、「いかに露出を多くするか」です。今すぐ配信をやめて、マーケティング戦略を考えましょう。代表的な例を挙げます。
一つ目が、強力な事務所に所属することです。
この分野は、「投稿者本人の魅力/人気」が全てといっても過言ではありません。そして投稿者本人の魅力/人気というのは、見てもらわなくては分かりません。見てもらうためには、とにかく露出方法を増やす必要があります。そこで役立つのが事務所です。
例として、2021年7月22日ににじさんじよりデビューしたレイン・パターソン氏を例に挙げます。
彼女の登録者遷移をSocialBladeで取得できたので、それで説明します。
デビュー日の7月22日には約8万人の登録者、デビュー1週間後の7月30日には約20万人の登録者がいることが分かります。驚異的な数字であることは感覚でも分かると思います。
ここで皆さんに質問です。デビュー日の時点で8万人の登録者、これは本人の魅力に惹かれて登録したのでしょうか?
いいえ、違うでしょう。「彼女がにじさんじという強力な事務所の新人Vtuber」だったからです。数多くの先駆者が切り開いた道が、彼女へ広告効果をもたらし、露出が非常に多くなったというのは間違いないです。
(※レイン・パターソン氏がにじさんじの新人デビュー枠について、オーディションで勝ち取った努力を否定しているわけではありません。)
この8万人の登録者がデビュー配信の前の登録者なのか後の登録者なのかは確認できませんでしたが、仮にデビュー前であればYoutubeチャンネルに動画がアップされる前に登録者が8万人いたことになります。もしそうであれば、この登録者は「本人の魅力」ではなく「にじさんじの広告力」と言って間違いないでしょう。だって本人の魅力を誰も知らないわけですから。
当然、狭き門です。燻ったまま消えていく人も多いことを事前に知っておいてください。近いものだと声優業界が著名ですね。興味があれば下記記事を参照ください。
二つ目が、有名になることです。
本末転倒じゃねーか!
…有名であればファンが多いのでそれだけで登録者は爆増します。
著名人のYoutubeを始めた例は、宮迫博之氏が挙げられます。
氏の初動画を見てみましょう。
2021年10月4日現在、再生数は約590万再生です。初動画としては驚異的であることは感覚で分かると思います。
この590万再生は、氏が著名なTVタレントであったことが影響していることは容易に推測することが出来ます。話題になったことも要因としてありますが、話題になったのは氏が著名だからに他なりません。
結局のところマルチタレント型は「いかに露出を多くするか」これにつきます。一般人の我々はまずそんなコネはないので、強力な事務所に所属するか、有名になるか。それ以外に細かく営業やマーケティング戦略があるにしても、結局「露出を増やす」が最適解だと思います。
また、HIKAKIN氏を始めとする著名なYoutuberは先駆者であり、我々一般人はそれを追うフォロワーであること、この時点で大きな差が開いていることを忘れてはなりません。
未開拓の領域を走る先駆者になることが出来れば、まだ分かりませんがね…少なくともYoutuberという枠で未開拓な領域はないと考えています。
・特化タレント型を目指す場合
ここはまず、自分が他人の誇れる知識/能力/容姿などが何か把握してください。
仮にプロゲーマーならゲーム配信が「プロゲーマーの配信」という立場が確立できますし、弁護士など法律の知識が豊富なら「法律相談」という立場も出来ると思います。
そういった自分の能力を、動画や配信に活かすことを考えてください。例えば今流行りのApexが抜群に上手いのであれば、配信するだけでも大きなコンテンツを生むことが出来ると考えています。
ここに属する人は能力が先、収益が後になることが多いですが、収益を気にするのであればその分野の最も強いチャンネルを参考にしてください。それが市場規模の目安になります。
2021年10月現在でスマブラの日本ランキング(JPR)1位のザクレイ氏を例に挙げると
2021年10月現在、チャンネル登録者数は約30万人です。
もっと言うと、スマブラが日本一強い人の場合、チャンネル登録者数の目安は30万人になります。
いわゆる競技スマブラを極めてチャンネル登録者数が30万人。これが多いか少ないかはこの記事を見ているあなたの感覚次第です。
つまりここを目指す人は、自分が他人の誇れる知識/能力/容姿など勝負できる点を理解し、さらに第一人者の市場規模で納得できるのであれば、Youtubeで活動すると良いでしょう。何かに特化する以上、その何かが重要であることは言うまでもないでしょう。
ここに属する人って利益は後であることが多いですけどね…
・乱立ゆっくり解説/切り抜き動画型を目指す場合
はっきり言います。
収益目的とファン活動以外ならば、個人で目指すのはやめた方が良いです。
この記事の上部に記載しましたが、引用します。
誰でも出来ますが、誰でも出来るが故に競争率が半端じゃないです。配信中に切り抜き動画をアップロードするスピード感を活かしている所や、編集作業をアウトソーシングしてマンパワーでチャンネル運営している所もあるため、一人でここに突っ込み対抗していくのはなかなか厳しいです。
またここに属する場合は、コンテンツの内容を他所に依存しています。つまりあなた自身のファンが全く増えません。投げ銭や企業案件で稼ぐことは絶望的と言ってよいでしょう。
こういった活動をするのに承認欲求を満たすことは重要なことです。「再生数の伸び」で承認欲求を満たせられるなら良いですが、「ファンから応援されたい」という面では全く満たされることはないでしょう。もっとも、競争率が半端じゃないので再生数が伸びるかと言われると…
ただし広告収益目的や副業として考えるのであれば話は別です。
ゆっくり解説動画で活動をする場合は二つに分けられます。チャンネルを運営するか、チャンネルの一員として、動画を作成する要員になるかです。
チャンネル運営側で考えているなら、やることは二つ、台本の確保と編集者(マンパワー)の確保です。
ゆっくり解説の動画なんていくらでもあります。テンプレート通りに作られた動画も腐るほどあります。編集は安定した再生数を獲得しているチャンネルを真似て、とにかく数を出しましょう。この手の動画はyoutubeのオススメに載るかどうかが全てなので、数が大事です。そのための台本の確保とマンパワーの確保です。
なおyoutubeのオススメに載るかどうかは運であることを知っておいてください。私の動画が謎にyoutubeのオススメに出た時の再生数と登録者の増え方グラフを提示しておきます。なぜオススメに出たのか、理由が今でも全く分かりません。
動画編集要員としての活動であれば、下記クラウドワークスで探しましょう。
上記のクラウドワークスで、「ゆっくり解説」で検索したら案件が無限に出てきます。自分のチャンネルを持たず動画編集で収益を上げたいというのであれば、ここはピッタリです。
収益のために仕事として割り切れるなら良いでしょう。ファンなんていらねえ!収益が欲しいだけだ!という人にはオススメです。
ちなみにゆっくりの動画を作っている私から言わせてもらいますと、利益率はゴミです。熱意がないとやってられません。本当の本当に収益狙いなら、別の案件を探しましょう。
切り抜き動画でやっていきたい場合でも、ゆっくり解説とやり方は変わりません。クラウドワークスで探せば案件はいくらでも出てきます。ただし切り抜きの場合「ファン活動」という名目があると思うので、それ目当てで動画投稿をするのはいいことだと思います。
◆まとめ
Youtuber/動画投稿者には様々なスタイルがあり、それぞれ活動内容や方針が違うことが理解できたでしょうか。
もしもYoutuber/Vtuberになりたい!と思う人は、まず「自分のなりたい姿をイメージし」それに向かって「正しい努力を続ける」ということが大事だと思っています。我々は先駆者ではなくそれについていくフォロワーであるという認識は確実に持った方がよいでしょう。
今回は利益や伸び率を十二分に意識した記事を書きましたが、活動を楽しむことを忘れてはならないとも考えています。
楽しむことは大事ですが、それはそれとして現実があるということを理解して頂けたら、この記事を書いた甲斐があったなあ、と思う次第です。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。よかったらいいねとサポートとチャンネル登録してね。
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