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【衣】この時代に自分が作りたい服を考える

最近ニュースやCM等でSDGsについての広告がやたらと目につくようになってきました。これは2021年になって本格的に消費のあり方を見直していきましょうというメッセージなのかそれとも私たちの企業は社会的貢献を果たしているという表明なのかは分かりませんが、地球に与える環境負荷は石油業界に次いで2位とファッション業界において、もはやこれを考慮なしにモノ作りする場合ではなくなったのは自明のことであります。

なんと言っても作りすぎ問題。

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資本主義社会である以上、利潤追求による環境破壊と労働搾取はなかなか解決が難しいように思えてきます。さらにそれらは効率化によって衣服の均一化というかある種面白みが欠けたものが生まれてしまう原因にもなりかねないと危惧しながら働いている4年目パタンナー。

会社によっても色々服作りの方法は異なるとは思いますが、ひどい所だと他社製品の丸パクリやネットから写真を持ってきてこれと同じ服を(何処かのブランドで売れているからといって)作るよう商社に発注したりなどのパクリ問題というのはSNSの発展により露出してきました。

そして7割プロパー消化したら良いとされるこの業界では残りはセールにかけて最終売れ残りはどこかへ消えていきます。それが毎年繰り返されるという中々の闇なんです。4年目となると色々と実際に自分がそれらの闇を体験したり、他の会社のことを聞いたりすると本当にそれでいいのかな?と考えてしまう訳です。(良いわけないけど)


日本の衣服需要は年間14億着あるのに対して供給が40億着もあって生産されているというのは、半分以上が必要とされていない・無くても何も問題がないという悲しい事実が見えてきます。そんな無駄な服を必死こいて作るというのが馬鹿馬鹿しく思えてきてなりません。服が好きでこの業界に入ったのにどんどん業界の仕組みによって生まれた服が嫌いになっていってしまう気がします。そうならない為にもこの時代に本当に自分が作りたい服・必要とされる服を一度ちゃんと考えてみる必要があるのだと思いました。


そこで一段階目として趣味である服作りアカウントで古代文明まで遡って衣服の歴史を辿り、新しい服作りができればいいなと思っています。インスタのアカウントでは断片的にしか書かないですが、noteでは自分の勉強の記録としても分かるようになるべく丁寧に書いていこうと思います。

本当に大切に長く愛着を持ってもらえる服が理想的な服のあり方ではないでしょうか。そんな服作りがしていければなと思うのです。


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