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子供の社会性 内と外の使い分け/協調性の発達

我が家は共働きなので、平日は子供たちを保育園に預けています。
保育園での振舞いについて、定期的に保育士先生に教えて頂くのですが、驚かされることが多いです。


二つの顔を持つ弟(2歳)

家ではやんちゃ真っ盛りな弟で、壁に落書きしたり、網戸を壊したりと暴れまくりです。親の言うことなど聞く耳を持ちません。
そのことを悩みとして、保育園の連絡帳に書くことがあるのですが、以下のような返答です。

  • イヤイヤ期で好きなものしか食べてくれません
    ⇒野菜含めて食べていますよ~

  • 寝る前に暴れて、中々寝付いてくれません
    ⇒お昼寝は自分からお布団に入ってくれますよ~

  • お姉ちゃんのオモチャを独り占めして困ります
    ⇒お友達とじゅんばんばんしていますよ~

  • 仕上げの歯磨きをする際に、いつもギャン泣きしてしまいます
    ⇒嫌がらずにしっかりお口を開けてくれますよ~

中々の二重人格者ですが、「お家が安心できる場所で甘えているだけなので大丈夫です。」と先生に言って頂いたので安心しました。

ネットでも調べてみると多くの方が同様に悩んでいるらしく、結構の記事が出てきます。以下の記事でも、先生の言ったことと同じ事が書いていました。(でも、表裏のある性格になるんじゃねぇぞ!)

  • 家でワガママ、外で良い子
    ⇒帰る場所が安心、自己肯定感が高まる

  • 外でワガママ、家で良い子
    ⇒否定や抑圧による不安、社会性が損なわれる虞

やたら積極的で協調性の高い姉(5歳)

5歳のお姉ちゃんは、家でも保育園でも良い子です。
家ではチンチンやウンチなどとお下品なことをよく言うのに対して、保育園では言わないくらいです。

ただ、やたら積極的で協調性があるので、不思議に思っています。両親は、どちらかと言うとマイペースなので。。

新しいお友達でも、必ず自分から進んで話しかけていきますし、色々な友達の輪にも入っていけます。
遺伝ではない?とすると、育て方が効いているのでしょうか。

これに関して、両親の関わり方と子供の協調性形成に関する論文があったので、以下その要約を紹介します。

最も重要な点として、女児の協調性は母親の相互作用(愛のある交流)が多いほど高くなり逆もまたしかり、ということです。

ちなみに、女児の協調性と父親とのかかわりも相関があるとのことですが、それは協調性の高い女児に父親がかまってもらっているだけ、とのことです。

確かに妻は娘に常に愛情を持って接しているので、それが大きいようです。(私はかまってもらっているだけ、、そうかもしれません泣。)

色々な記事や論文を読んでの共通点は、幼児期の発達は父親よりも母親の方が影響が大きいということです。もちろん、育児は男女平等に負担すべきではありますが、役割分担が大切なようです。

① 母親の「相互作用」と父親の「遊びを通してのかかわり」が多いほど,女児の「協調性」が高かった。
② 父親からの「日常的かかわり」が多いほど,かつ母親との「相互作用」が少ないほど,女児の「引っ込み思案」が強かった。
③ 女児の「協調性」が高いほど,父親のすべてのかかわりが多かった。
④ 女児の「引っ込み思案」は母親の「相互作用」を減少させ,その母親の「相互作用」の少なさが子どもの「引っ込み思案」を強めていた。

森下正康・阿部恭子 2013 母親と父親のかかわりの特徴と幼児の社会性発達との相互連関
幼児でも仮面をつけることがある


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