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AIDMAで動かすプレゼン

プレゼン得意ですか?
苦手意識のある方、多いのではないでしょうか?

そういう私も大の苦手です。
しかし、経営企画に異動したため嫌でもプレゼン機会は激増します。

苦手意識を放置していては仕事が億劫になるだけ、と自分に言い聞かしプレゼンに関する勉強を始めました。

プレゼンはAIDMAで動かせ!


ベストセラー著者「1分で話せ」、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんのプレゼン極意がすぐに実践できそうなのでご紹介します。

『どうやれば上手く話せるか?』
そもそもプレゼンの大前提を僕は間違っていた。

『どうやったら聴き手は動いてくれるか?』
聴き手が行動して初めてプレゼンは役目を全うします。
上手く話せるかなんて、実は大した問題ではない。

伊藤さんの『AIDMAで動かせ!』は端的であるが、聴き手を動かすための要素が余す事なく凝縮されています。

ユーザーの購買行動プロセスを体系化したフレームワーク。ユーザーの購買行動プロセスを以下の5段階に分類して、プロセスに応じたマーケティング施策の立案などに役立てられる。

1.A(Attention:注目)
2.I(Interest:興味)
3.D(Desire:欲求)
4.M(Memory:記憶)
5.A(Action:行動)

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このように、AIDMAはマーケティングなどでよく用いられます。
購買行動と同じように、プレゼンも行動を駆り立てる意味では同じです。

では、どのようにAIDMAの活用をご説明します。


Attention 注目する

まずは聴き手に注目してもらわなければいけません。
では、あなたはどう注目を集めますか?

×  ボケをかまして、大きな声を出す。
○ 聴き手を迷子にさせない。

専門用語や難しいワードの連発で理解が追いつかない状態。
まずはこれを撲滅させる。

短く分かりやすい言葉と文章。
スッキリ、カンタン」なワードで注目を集めましょう。


Interest 関心をもつ

注目浴びた後、あなたのプレゼンに興味をもってもらいましょう。

× 面白いことを言う
○ ロジカルなストーリーで話す

私も営業経験が長かったので、面白おかしく話をして興味をもってもらいたい気持ちはよくわかります。
でも、ほぼスベるのでやめておいた方が無難ですw

ロジカルに話すってどういうことでしょうか?

ロジカルとは、
結論があり、結論を支える根拠が複数あることを意味します。
意味がつながるように話すことが「ロジカルに話す」です。


Desir いいね!と思う

さて、興味から欲求の段階へ移していきましょう。
いいね、と聴き手に感じて頂くにはどうすべきでしょうか?

× 特徴を強調しまくる
○ イメージを想像させる

説明する際、
■文章だけでなく、写真や画像を使用する
■抽象的な説明だけでなく、具体的事例を紹介する

「例えば…○○ですよ!」とお伝えできれば最高です。


Memory 記憶する

人はすぐに忘れてしまいます。
人間は、20分後には42%のことを忘れる儚い生き物なのです。

プレゼンで記憶に定着させるために必要なのは、

× 覚えてください!と強制する
○ ポイントとキーワードで伝える

覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード」を放り込むことで、聴き手の記憶に残るプレゼンとなります。

伊藤さんはあの孫正義さんの前で、
「…で、これは、きっちりくるから『キチリクルン』というモデルです」と伝えたところ、プレゼン終了後、「君のキチリクルン、いいねぇ〜」と、キーワードとともに声をかけてくれたようです。


Action 行動する

最後が最も重要です。

× 正しいことを言う。
○ 情熱と自信で相手を動かす。

「情熱」と「自信」。
抽象的または精神論かと思われた方もいるんではないでしょうか?
少し噛み砕いてみましょう。

情熱」とは、「あなたが一番好きですか?」。
この問いに「はい」と答えられることを指します。

やらなければならないプレゼン。
あなたがこう感じている限り、聴き手が動くことはありません。

自分が一番好きなこと(テーマ)をプレゼンする。
会社で誰よりも好きになる、それこそ情熱と呼べるのではないでしょうか?

もう一つ「自信」。
とことん、準備しましたか?」の問いに、あなたはYesと言えますか?

伊藤さんは5分のプレゼンに、最高300回練習したようです。
300回もすれば、どんな緊張でも自然と言葉がでる状態。

本気で人を動かしたいなら、とことん準備する。
プレゼンの限らず、全ての仕事に共通していますね。


プレゼンが億劫になる状態から抜け出せば、
仕事がより一層楽しくなるような気がしてきました。
むしろ、プレゼン機会があることに感謝しなければいけないかもです。

AIDMAで動かせ!』で、僕もプレゼン苦手から脱却したいと思います。


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