強くなるには。

28歳女性の平均年収は354万円
月々の手取りはおよそ25万円。

少し前だが平成27年度調査の
27歳女性の結婚率は36%

私の手取りは月々頑張って4万円、
6分の1。結婚していない64%に入る。


 気づけば周りの友人や同級生は
かなり稼いでいるし、上の立場になっていて、結婚していたり子どもがいたり。


 でもどれもこれも、正規労働なり
それなりの給与を得てきちんと働いている女性前提。


 「28歳 女性」と検索にかければ
その次に出てくる言葉は

結婚、平均年収。


 そりゃぁそうよね。はたまた、
結婚の他には妊娠、とか子育てとか
そういうワードになるのよ。


28歳 既卒4年目 独身女性
 無職・アルバイト 
 実家暮らし 


 うーん。 暗い感じに聞こえるのは
私自身がどれもうまくいってないという強い感覚があるからだと思う。


 どの肩書きもそれ自体が悪いわけじゃない。ただ自分がその肩書きに満足できず、かといって抜け出せていないからじゃないかな。27歳も半年過ぎてやっと自立すること、、そのための経済的自立の重要性をすごく感じ始めたんです。遅いね。


 気づいた時には遅し。既卒4年、
27歳、特段秀でたものはない、
顔も人並み。持病あり。
わたしには何も持てるものがないのだと。ぁあ、だから、
大学院生のとき必死に学問に勤しむべきだった、とかもっと体型に気をつけるべきだったとか?


まあ、過去を悔いても何も変わらないのはわかっているからさ。


 これを書いてる隣で、男性がその隣に座る女性の膝をトントンとしていてさ、ぁあ、カップルなんだなあって。


 もう、カップルも
羨ましくなっちゃって。。。


 私なんか、さくらびときいてまだ
胸いためてるのにさ。


 親が心配するわよね。こんな娘。
親不孝でごめんなさい。大学院まで12年間も私学に通わせてもらったのにね。


 親のために自立したいって、最近
思うようになったの。父も来年の1月には60歳になっちゃう。まさか、60歳になるとき、自分の子どもが、まだ働けずにちゃらんぽらんなんて、思わなかったよね。ごめんね、お父さん、お母さん。


 わたし、まださくらびと聴いて、
元彼のこと思い出してぎゅうぎゅうに
苦しくなっちゃうくらい、何も進めてない。親にはさ、わがままと迷惑ばかりかけてきたからさ。全然楽しい余生にならないよね。。わたし最近、思うよ。


 わたしの人生は、わたしの人生。
父や母の人生は彼・彼女のそれぞれのもので、それらは全て別々でさ、たまたまその中で交わっているの。だから、私がどうなろうと本質的には両親の人生に深く関係はないんだけどさ、
でも、私がどうにもなれないと、両親の人生設計も変わってゆくんだって。きっと60歳になっても娘が自立してないなんて絶対描いていなかったはずで、子どもたちが自立したらきっと違う暮らしだったろうとかね。


 少し前までは、やっぱり誰かと比べての”私こんなんでいいのかな"
だったし、誰かと比べての、“わたし何にもできてない"だったけれど、もう誰かと比較することもできないくらい、周りの人と私は違う位置になっちゃってさ。


 最近は、過去に自分が思い描いていた自分になれていないことを見つめて、虚しくなるのよね。


 わたし、何ひとつちゃんとやり遂げられていない。


 放送部は結局自分に甘くて全国大会どころか、県大会のトップにもなれなかった。
 大学時代の成績はひどかった。
 大学院生になったのに、研究に全うできなかった。
 就職したのに3日で辞めてきた。
 英検とる!って決めたのに投げ出した。


 そんな私には何も残っていない。


 友人たちみたいに、同じ会社に勤め続けることも飽き性のわたしにはできないし、毎日働く元気もないし。


 大学院にまたくると決めていたのに、大学院を修了したら勉強すらどうやってやるのかわからなくなっちゃった。


 恋愛も成就しないし、彼氏とはうまくいったことないし、別れてなお振り切れないし、それもこれも私が弱々なの。それをやっと27歳でわかるようになってきたりさ。


 なんでもかんでも、気付くのも習得するのも遅いんだよね、みんなが大学生の時にわかるようなことがやっと今のわたしがわかり始めたって感じ。


 失敗しないと覚えないし、
失敗しないと気づかないし、失敗しないと何もできないのね。なのに、失敗するのが怖くて失敗する自分をゆるせなくて、プライド高くてさ。


 どうしようもないね。どうしようもない。


 で、やっと、人間は失敗しながら進むものなんだってわかってきたのに、挑戦できなくてひよってる。そう。ひよってんのよ。


 化粧を、少しくらいわかるようになったのも27歳。

 自立するってことを考え始めたのも27歳。

 恋愛のさ、自分がうまくいかないのがわかってきたのも27歳。


 失敗しないと進めないって分かったのも27歳。


 周りの人が結婚・出産のラッシュで焦っているのも27歳。


 周りの友人たちが、リーダー職とかちょっと上の立場になっているのに自分はいつまでも非正規の誰とでも替えがきくアルバイトをしているその自立のなさに虚しさを覚え始めたのも27歳。


 27歳になって、何もかもが
孤独に感じる。


 強くならなきゃと、
誰かに甘えたいに葛藤して、

 主張したいと、協調に揺れて、


 挑戦したいと失敗が怖いに溺れて


 気づいたら28歳が近づいてるの。


 27〜28歳ってもっと大人だとおもってたよね。最近は、ドラマやアニメの社会人の主人公がついに歳下になってきてさ。ひえええって。


 周りの友人たちも、何も言わないけど、長年付き合ってる恋人がいたり、結婚を真剣に考えながら働いてたりさ。みんな、何も言わないけどちゃんと進んでるんだって。


 結婚だけじゃない。キャリアも、
住む場所も考え方も、何もかもみんなアップデートしていて、新卒から、20代前半からみんな挑戦して失敗して成功して挑戦して強くなって前に進んで。


 怖いと言って何もできなくなってるの私だけなんじゃないかなって。


 こんな27歳28歳になる
予定じゃなかったんだけどな、


 って時々思うけれど、


 同時に、

 今のお前をつくっているのは
お前なんだ!お前の歩んできた道がお前を作っているんだぞ!!


 ってそういうこともわかる。


 だから立ち止まっていられないって。しょうがないじゃない。昔からみんなより成長遅かったもの。遅いなりに頑張るしかないのよって。


 わたしさ、最初に大学院進学した時(修士課程)、博士課程の進学も考えていた。能力ないなっていうのと、倒れたのもあって体力も気力もなかったしその後の未来で生きていける気がしなかったから結局進学しなかったし、教授にも見込みがないと途中で諦められたのだと思うけれど、博士課程に進学していたら28歳になる今年は博士課程の正規年限を終えた年でしょ。私、修士終わったら、研究から離れて英語からも離れて英語はさらにできなくなったし研究のことは門外漢になっちゃってさ。でも、わたし、博士課程にあのままいっていたらろくな博士論文かけなかったと思う。


 そう思って、それをわかっていたから進学しなかったんだからさ。


 大学院にいた2年間も、
修了してからのこの3年ちょっとも、
全然無駄じゃなくて、人生においても必要で大事な時期だったって思う。


 けれど、私は人より成長が遅いからやっとみんなが大学生の間にわかるようなことがわかってきた程度なのよね。


 みんなと同じゴールを目指してるわけじゃなくて、自分の人生の生まれてから死ぬまでの過程を、自分なりに幸福度を上げるゲームだからさ、他人と比べてるわけじゃないと思いたいけど、幸福を何をもって幸福とするかってやっぱり母数と経験があってわかることだからさ、周りの友人たちのことは見ちゃうよね。でも、見るけど卑屈になったり、私なんでこんなできないのって悲観したりはしない。もうしない。でも、長くそういう時期があって、やっと27歳をすぎてしなくなってきただけなの。


 27歳になってやっと、自分の人生の舵をすこしとれるようになってきたというか。


 だから、みんな、そういうところに行き着くまで葛藤しながらもちゃんと社会の渦の中に入って、社会の構成要因として働いて、呑まれながらおされながら頑張ってきているのが私には本当にすごいなって思う。


 私は結婚したいし子供欲しいし、
持病あって妊娠はよくよく、
パートナーやお医者さんとの相談が必要だし、薬をどうやってとめていくか、減量するかとかさ。そういうの考えるとやっぱり、恋人だと思っていても、この人は、私の病気をどれほど真剣に捉えてくれるだろうかとか、一緒に抱えてくれるのだろうかとか、考えちゃってさ。でも、26歳の時は今よりずっとやわで、今よりずっと他人のことばかり考えていて、今よりずっと自分のことに責任もてなかったからさ、将来のことを考えるたびに、結婚や妊娠やそういうことも含めて考えようとすると、怖くて不安で(今も怖いし不安だけど)。でもまだ、そんな話を真剣に出せなくて、勝手に彼を試すような思考になってたのかもね。そうやって、余裕がなくなっていたのかしらね。


 で、そんなこと、重いだろうなってわかってるから、彼には話せなくてただ一人で考え込んでいた。何も進めなくて、就職もうまくいかなくて。私このままどうなるの?って。


 それぞれに障壁を越えながらというのはわかっていたけれど、結婚して妊娠している友人たちを見るたびに、
いいなぁって。

 それでもって、私の病気が
目に見えて大変そうとかさ、
難病とかさ、そういうのだったら、
自分でも嘆き悲しめるかもしれないけど、ありふれた持病でさ、100人に0.5〜1人はいるありふれた病気でさ。それも、薬飲んでれば普段の生活には何も支障ないしさ、同じ持病のなかでも難病系もあるけど私は至って普通でさ。他の人と何も変わらないの。何も変わらないのに、自分が弱いだけで、自分が情けないだけで就労できてないのに、病気を心配してくれる人たちがいると心が苦しくて。


 もうさ、こんな27歳になるはずじゃなかったよ。


 でもさ、何が嫌って、

病気のこと言い訳にしたり、
病気のことや将来のことが不安で甘えられないって言い訳してる自分がもっと嫌なの。


情けないのよ。
そのメンタルが情けないの。

そんなメンタル捨てちまえって。


不安も全部抱えながら
強がって笑ってちゃんと生きろって
思うのよね。


 昨日見た、山下歩のYouTubeで、
彼はこんなこと言っていた。


 音楽って、まあ、どんなクリエイティブもそうだと思うけど、アウトプットの作業じゃん。でアウトプットをするためにはやっぱ、インプットが必ず必要だし、そのインプットとアウトプットのバランスをすごいとれるのが沖縄だなぁと思ってて、だから自分の意識の世界、精神世界の探究も、これから同時に進めていくし、その探求の中で生まれた気づきだったりっていうことが、アウトプット、音楽になってくると思うから、整った生活を繰り返していく中でできる音楽っていうのはすごいなんか俺の中では理想的というか。ただアウトプットするだけじゃなくて、探究と修行を同時にやっていくっていうのが自分の中のすごい、あの、沖縄でやるメリットって感じていますね。


 彼を最初に知った2013〜2014からアーティスト・山下歩はかわらず、でも、進んでいた。


 情けないなばかり思って、
私には何もないって、私は何もできないって、ずっと思って生きてきた。でも、27歳になってからまだ不安定ながらも少しずつそういう心持ちが変わってきた。


 何もないから、何も出来ないからと
挑戦をしないでいたら何も出来ない人間になるし、今は出来ないとか言っていて先延ばししてもいつかやらなければならない時がくるし、やるなら早いうちの方が、失敗するならはやい方がいいってことも最近よくわかってきた。

  どうせ、"みんなと同じように" 進めないなら、自分の思うことややりたいことやそういうものにぶつかってみればいいじゃない。挑戦してやってみないと分からないのよ。そう、経験していかないと何も分からないのよ。


 化粧ひとつだってそうだった。よく分からないまま、ろくに化粧と向き合ってこなかったから、化粧の仕方もよく分からないまま、27歳になってたけど27歳の間に少しずつやるようになって、まだまだ下手かもしれないけど前よりずっと分かるようになったし、人より習得遅いかもしれないけど、体当たり的にぶつかり続けて苦労してきてやっと他人との距離感とか自分との距離感とか考えるようになってきたのも27歳。

 世の中の、周りの人は案外テキトーだったり、出来なくても何にも思わない人もいるんだって気づいたのも27歳。


 私、27歳まで生きてきてよかったって。苦しい思いたくさんして、何度も生きていたくないって、死にたいってもがいていたけれど、今は、少しだけ昔より許容範囲が広がった。

まだまだ、自分への期待を止められなくて、「身の丈」以上を願っては何も出来ていないけどさ。


 つよい私へとなれる未来見つけたいし。
 きっと大きな夢がはじまるし。
勇気忘れずに進んで
勇気消えそうで不安な時は
うんと背伸びして前向いて、
そうやって強い私になれるって。

今ね、μ'sがWonder zoneで
そう歌ってた。


 私、前より強くなった。
持病が苦しい時はなくて、ただ
挑戦を諦めたことで、
怖くて進めなかった過去のことで今、
壁にぶつかってもっと怖くなって
まだ進めていないけど、前よりずっと
強くなった。


 28歳ってもっと大人だと思ってたよ。でも、大人になるかならないかって、結局自分の生き方なんだって分かってきたし、大人になるためには覚悟が必要なんだってこともわかってきたしさ。「いつか」は「今から」だからさ。


 今をやめるために、何をやめるべきか
考えたら、今の働き方、稼ぎ方をやめるしかないってやっぱりそこに帰着したから。また新しくどこかに応募したり何かを始めるのは、私にとってとてもとても怖くて、本当に毎度過呼吸になるくらい怖いけど、それを乗り越えて頑張りたいって。無理せずに頑張りたい。


 学校教員は、塾とかとは全く違うってことがよく分かっているつもりだから、今まで私なんかなれないと思って生きてきたしさ。研究者として生きるにはすごい覚悟が必要だって分かっていて私はそんなに強くないかと思っていたけれど、強くないから無理って今の生活のままなら、そしてその今の生き方じゃこれから先生きていけないと思うのなら、強くなるしかないのよね。


 私、強くなりたいって思う。
精神的に強くなるっていうのかな。
もちろんフィジカル的に強くもなりたいけど。


 

見つめあった私は
可愛いおんなじゃなかったね
せめて最後は笑顔でかざらせて


 ポルノがサウダージ流しはじめたよ。
そう、こういう強い女性になりたいの。

いろんなこと経験したから、
少しは強くなれるよ。強いっていうのは、いろんな経験をして生まれるものだって、脆くなる経験を重ねて強くなっていくんだって最近思うから。
自分の弱さを弱さとして出していけるくらい強くなれるといいね。


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