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バリスタさんの共通点

スペシャルティコーヒーの文化もだいぶ広がっていて、素敵なコーヒー屋さんって増えてますね。

自分がカフェの出店をしてると、浅煎りのフルーティーなコーヒーって、まだまだ一般的に浸透してない感覚はあります。
(お話を伺うとスペシャルティコーヒーを飲む習慣がない方は多いですし、浅煎りが苦手という声もけっこう多いです。時としてチェーン店の紙コップ持参で入って来られる方もいらっしゃって…まあ、焼き菓子屋さんのイメージが定着してるので仕方ないのですが、これを見ると、私もコーヒー淹れる腕をもっと磨かなければ…って思い知らされます。。。)

でも自分がコーヒー屋さんに行く側になると、もう日常として通っている人達は多い印象で…
好きな人達の間ではこういうコーヒーが生活に溶け込んでいて、みんな思い思いにコーヒーを飲みながら、お店でいい時間を過ごしている。
スペシャルティコーヒーのイベントがあれだけ賑わうんだから、当然と言えば当然なんですが…
一度ハマったら、このコーヒー文化から抜け出せないような気がしています。
まあ、私もその1人なので。

専門店でバリスタさんに淹れていただくコーヒーは、やはり格別で美味しい!!

もちろんコーヒー豆の価格も年々上がっているため、一杯のお値段も相場はどんどん上がっている。
でも、その特別な時間が価値であって、無理のない範囲でそういう時間を設けるのが、今の私のちょっとした贅沢です。

そして普段は自分でドリップして淹れます。
日課になっちゃいましたねぇ。
いい豆なら、やはりそれもいい時間で、気分が上がる…

普段はオリガミドリッパー。
円錐もウェーブも…
その日の気分でフィルターを変えられるのがまた楽しい。



気がつけば、チェーン店もコンビニも行く必要がなくなってました。
昔はコーヒーって1日に何杯も飲んでましたが、その回数を減らしても、ちょっといい豆で1杯飲む方が心の豊かさは増してるように感じます。


まあそんな感じで、家でも美味しいコーヒーは飲むことが出来るようになりましたが…

エイプリルのドリッパーもお気に入り。
ジューシーでクリーンな味わいに…



コーヒー屋さんに行きたくなる理由の一つにバリスタさんの要素というのも、大きく関係していて…
どこのコーヒー屋さんに行っても感じるのが、バリスタさんって、とっても"フレンドリー"であるということ。

チェーン店に入るのが当たり前だった頃は、列に並んで注文して、バリスタさんが黙々と抽出をこなしているのを見ながら出来上がりを待つ。。。
テキパキと作ってる姿はそれはそれでかっこいいし、全く違和感のない一風景なのですが…

スペシャルティコーヒーのお店は出来上がりを待つ時間も楽しいわけですよ。
早く出来上がってきて欲しいって、待ってるわけではないのです。
丁寧に一杯を淹れてくれる…それを見ながらどんな香りだろう?って。
もう子供みたいに、心の中でははしゃいでます。
そして、そういう空気を察してくれるのか、どこのバリスタさんも笑顔で話しかけてくれたりします。
その空気感は、"接客"という言葉の枠には収まらないというか…本当に"フレンドリー"という言葉がぴったりなのです。

きっとバリスタさんはみんなコーヒーのことが大好きで、コーヒー愛が強い。
そしてそんなお店に足を運ぶお客さんもコーヒー愛が強い…となれば、共通する好きなものを介しておしゃべりするのは国籍も年代も性別もぜーんぶフラットになって、"フレンド"になってしまうんでしょうね!?

そんなところも含めて、心を豊かにしてくれるコーヒー文化。
いいですよねぇ。。。


バリスタさんから学ぶこと、沢山あるなぁって思ったりする今日この頃です。


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