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見逃し三振より空振り三振

あれは、何年前の話だろう。

大学で、
法医学の講義が始まる前に先生が言った。

「約束の時間に間に合うことができなければ、二度と会うことができないかもしれない。」

先生が何の話からそう言ったかは、
覚えていない。

まるで映画のワンシーンを切り取ったような、

先生が教壇に立って話し始めた
その部分の目に焼き付いた映像と、
音としての言葉が、
「パーン」と自分の中に入ってきたんだ。


一度きりの、人生。

会いたい人に、

会いたい時に、

会えるうちに、

会いに行こうって、思った。


大学の先生のあの言葉は、
自分の心を動かした。

何を見て何を思い、何を感じ取るか。

良いことも悪いことも全て含めて、
世界を動かす原動力は、
何より自分なのです。


だから、
『見逃し三振より、空振り三振』

バットを振らずに終わるより、
格好悪くても全力でバットを振った方がいい。

思いっきり、
失敗して格好悪くても、
全力で人生を歩けばいい。

いや、どんどん失敗して、
空振り三振すればいいんだと思う。

はったりかまして見逃し三振する方が
格好悪い。

「静」より「動」を想う。


一度きりの人生だから。


逃げんなよ、ジブン。



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