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人生2度目の精液検査

以前の記事で書いた通り、最初は婦人科系の病院で簡単な検査をしたのですが、その後きちんと男性不妊を扱っている病院に行き、二度検査を受けて正式に(?)不妊症であるとの診断を受けました。

その時のことを書いていこうと思います。

以前の記事で書いた通り最初はタイミング法で妊活をしていました。しかし、なかなか上手くいかず、生理の度に落ち込む時間を過ごし、6~7月あたりからは通院をやめ自分たちのペースで妊活をしようと決めました。

そもそも医学的に不妊症が疑われるのは、夫婦が避妊をやめてから1年間子供が出来なかった時なのです。なので同居から数ヶ月しか経ってないし、焦らず生活して、1年も経って出来なければ、もっと不妊治療を専門で扱っている病院にかかってみよう、と2人で決めました。

実際にはその後子供や体調について悩むことが辞められず、10月(式をあげてから1年の節目だったこともあり)から治療に向けて再度動き出すことになりました。
そこで、ずっとひっかかっていた問題、私の精液所見の悪さについて病院で検査して貰うことにしたのです。

病院に行ったのは9月の半ばでした。ネットで調べて精液検査をしてくれる泌尿器科を探しました。
家から30分程距離がありましたが、レビューが良かったことと男性の患者さんがほとんどを占めているというのが決め手で病院を選びました。

この病院では搾精室(精液を採取するための部屋だよ。)がなかったので、容器を受け取り一度帰宅してから採取し再度持ち込みました。
受付で提出し、15~20分程待合室で待っていると診察室に通されました。

その時渡された一回目の検査の結果はこちらです。

結果は前回婦人科で受けた時以上に悪く、子供が欲しければ顕微授精をするしかないと言われていまいました。
お医者さんは精子の動画を見せてくれ、私の精子の状態がいかに悪いかということや、顕微授精とはどう言ったものかを丁寧に説明してくれましたが正直私の頭は真っ白でした。
この時はまだ体外受精に対する知識もなく、顕微授精については聞いたこともなかったので。

さらに言われるがままに触診と超音波検査を受けて下記のような診断を受けました。(ややこしいので理解できなくても大丈夫です。必要なときはその都度説明しますので。)

〇精巣の大きさも普通の人に比べてやや小さい(精巣の大きさは精子を作る能力と比例する)。
〇精索静脈瘤(精巣に繋がる静脈にコブがある。これがあると血液が逆流して精巣の温度が上がるので精液所見が悪くなる。)があり、手術で多少改善する見込みがあること。
〇精巣の中に石ができており(石灰化)、精子を作る能力が低下しているため、手術やホルモン治療で多少良くなっても劇的には回復しないだろうということ。

とにかく初めて聞く情報ばかりで大変でした。今でこそ色々なところで話を聞いたり自分で調べて少しは詳しくなりましたが、この時は半分も理解出来ていなかったと思います。
その後は採血と次回検査の為の精液採取用の容器(精液検査は結果の振れが大きいのでどんな病院でも必ず数回検査します)を受け取り帰宅しました。

家に帰って妻に結果を報告したのですがその間のことは正直はっきり覚えていません。おそらく上手く説明できておらず、妻にはとにかく不安と迷惑をかけたと思います。
2人とも突然の話すぎてとにかくパニックでした。特にぱた子は初めて聞く顕微受精への不信感が大きく、体外受精以上の治療が必要なのであれば子供は作らないと当時は話をしていました。自分はというと、治療に対してそこまでの嫌悪感はなかったのですが、実際に治療を受けるのはぱた子になるし、その気持ちは大事にしたい。。。
そこまでして2人の間に子供が必要なのか??めちゃくちゃ悩みました。
とはいえ、お医者さんももう一度検査をしないと今回の結果が正しいかどうかは分からないと仰っていたので、「なにかの間違いであってくれ、、、!」と思いながら、後日、再度検査に臨みました。
>>続く

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