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機内食なしはあたりまえ。欧州の常識LCC事情

LCCとは?

夏休みおわりました~。さて、夏休みはやはりLCCで欧州を旅行してきたのですが、もうということでLow Cost Carrierについてすこし調べてみました
。少しお付き合いください。ということで今日は欧州LCCの現状を少し。

LCC(格安航空会社)とは、航空券の価格を抑えるために機内食や座席指定などのサービスを最小限に抑えた航空会社のこと。その抑え方が結構日本の常識よりどぎついのも特徴です。とにかくシメるところはところはシメる。

しかし今やもう欧州の空港でLCCを見かけないことはないのです。
空港で見て肌感覚でだいたい1/3-1/2の乗客はLCCに吸い込まれていくような気もいたします。

シャルル・ド・ゴールはターミナル3というところに飛ばされますが、マルセイユプロヴァンス空港の場合は今回改装してかなりいい感じに仕上がった気がします。ほぼ、「LCCさん来てちょ」モードなのです。

これ見ると地方都市ががんばってLCC誘致をしまくっているのが伺えますね。これはコロナ後も変わっていません。


さて

この表は、2022年1月から9月までのヨーロッパにおける主要航空会社(グループ)の運航状況です。項目として各航空会社(グループ)の1日あたりの平均運航便数、ヨーロッパにおける運航便数の割合、そして2019年と比較した運航便数の増減率が示されています。これはコロナ後の再編成の兆し頃の資料と思えばいいでしょう。

見ても通り、ライアンエアーとイージージェットが、ヨーロッパの航空市場においてはもうツートップ。とにかくRyanairが強い。AIで概算させると現在では

ライアンエアー

  • 平均一日あたりの運航便数: 約2,500~2,800便

  • 機材数: 約500機(主にボーイング737-800型機・リース)

イージージェット

  • 平均一日あたりの運航便数: 約1,400~1,600便

  • 機材数: 約300機(主にエアバスA320シリーズ・リース)

ちなみに日本航空を調べると平均一日あたりの運航便数: 約1,000便で機材数: 279機 (お買い上げ)ということでしたが、従来フラッグキャリアなのであまり比較にならないでしょう、

欧州でもこの2つの会社は群を抜いて伸び続けていることがわかります。おそろしい。こちらは2019年第1四半期と比較して、2024年第1四半期のヨーロッパの空港における座席数の増加率トップ20の航空会社

これみるとTurkish Air以外のクラシックカンパニーありませんやん。。

まとめ

なんかわかったようなわからないような調査結果でした。とりあえず。今回私がわかったことは

欧州内は圧倒的にLCC

コロナ禍からの回復が著しく、特にライアンエアーやウィズエアーといった大手LCCは、座席数を大幅に増やし、市場シェアを拡大。いまや時価総額ではデルタを抜いてライアンエアーが世界一という新次元時代へ突入。

欧州ライアンエアーが、北米サウスウエストとクラシックキャリアに食い込んでいるのはこのふたつ。

いろいろな表を比較するに、キャリア数順位とかシェアとか売上額とか利益額とか実は乱戦していますね。ライアンエアーはいろいろと浮き沈みは激しい。最近のライアンエアーの記事を読むと便数を増やしたがしっかり満たないので便数を減らす予定だとか。。それにしてもライアンエアーのCAさんはちゃんと客室内掃除までしたり、飛行先のホテルは自腹とかいろいろな噂は聞いていますが、本当でしょうか。


ただ、このライアンエア躍進には戸惑うものも歓迎する庶民や地方自治体も多いのは確かで、でもそれが行き過ぎるとオーバーツーリズムやサステナブルの問題は山積み。。

っていう感じでしょうか。やはりライアンエアがデルタ抜いて実は一番潤ってる会社っていうのが今回びっくりしました。

皆様はどう思われましたか?また皆様のLCC体験談などもお聞かせください。


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