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拝啓、RSGT2022様。初参加してみて最高でした。

おはこんばんはー。りょくちゃです。

早速ですが、Regional Scrum Gathering Tokyo 2022に行ってきましたー。

まず最初に感謝の気持ちを伝えさせてください。この度チケットプレゼント企画を行っていただいた株式会社アトラクタ様やRSGT2022運営の皆様には感謝しています。おかげで充実した日になりました。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2022は世界中で行われるスクラムギャザリングの東京地域のイベントです。RSGTという略称が定着していて、RSGTという名称になって10年ほど経過しています。自分は日本で一番大きなアジャイル・スクラムのイベントと認識しています。

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初参加者としての感想

自分がRSGTに参加するのは2回目です。RSGT2021と今回のRSGT2022に参加しましたが、去年はオンラインで初参加でした。今年はオンサイト初参加というわけです。

去年も今年も学びにオープンな場だと感じました。何をどう学ぶのかは参加者に委ねられている感覚があります。

例えば、セッションを聞くだけにとどまらない参加者の活動の場を見ることができます。聞いたセッションの登壇者に質問をする。聞いたセッションに着想を得て新たなテーマで話をする。Discordサーバにはいろんなチャンネルがあり、自由に話がされています。Coaches Clinicではアジャイルコーチに相談をもちかける人で溢れていました。そういう光景をオンラインでもオンサイトでも見かけることができました。これはとてもオープンな場だと感じました。

参加者を正当な参加者として認め尊重する心とそこから生まれる振る舞いにあふれていました。参加者の学びたいという気持ちを尊重してお互いの学びたいことを全員で最大化する心意気に溢れていたと感じます。

自分は話したいテーマに対して自分だけが喋って気持ちよくなることを経験したことがあります。ですが、参加者全員が学べるように振る舞うと、偏った意見になる場が少なかったと感じました。

困っていること悩んでいることに対して間違ったこと筋違いなことはなく、誰のどんな意見でも正解であり、聴く耳を持った人たちにあふれていたのが印象的でした。どこに学びがあるのかはわかりません。失敗も許容します。おかげさまで意見の違いを味わいながら探求すると多くの気づきを得ることができました。感謝しかありません。

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初参加者には知り合いはいない

アジャイル・スクラムコミュニティに来て日が浅い自分にはコミュニティ内で知り合いはいません。

正確に言うとアジャイルひよこクラブの運営をお手伝いしていますが、直接お会いする機会も少ない間柄でした。RSGT2022ではいつも話せる人以外と話をしたいと思っていたので、頭からは除外していました。

自分はこの先もアジャイルコミュニティで多くの気づきや学びを得たいと考えています。気づきのためには会話が重要なので、話をしてくれる人を見つける必要がありますが、このコミュニティの人達なら話したいテーマを掲げれば見ず知らずの人でも聞いてくれる安心感がありました。Discordの相談ちゃんねるに話したい希望を書き込むだけで良さそうです。

ところがRSGT2022にオンサイトで初参加した時、突然その場で話したいという衝動に駆られました。周りを見渡すと立ち話をしている人が多いのです。「セッション聞いてどう思いました?」「今度相談しませんか?」「今こういうことに困っていて、どうしたらいいと思う?」「LeSSやってみてどうですか?」「上層部を説得するのが難しくて、いいアイデアないですかね」そんな興味深い話がされているのではないかと考えるとうかうかしていられませんでした。

初めてコミケに行ったときのことを思い出します。サークルスペースを訪れては買わずにチラッと見て前を通り過ぎるだけ。見本誌を手に取ると頭は真っ白です。脳みそは正常ではありません。買ったほうがいいのかどうかもわからず気づくと買っています。

知らない人たちが自分の興味ある話をしているかもしれない。はー混ざりたい。でも、見ず知らずの自分が会話を遮るのは不安がありました。「はじめましてー。何の話をしていたんですかー。聞かせてください。」何度脳内で予行演習をしても顔はこわばっていて、初対面の方に話しかける一歩が出ませんでした。

ここを突破できるかどうかが勇気であり分かれ道なら自分はコミュ障に分類されると思います。

途中で知らない人と話ができないなら、見知った人と話をする気持ちになりましたが、1日目はそれもできませんでした。見知った人は見知らぬ人とグループで会話をしています。それに目があってもニコッとできないので、会話に発展しません。相手の目を見ても話しかけないほうが良さそうという気持ちにしかならないのです。

それでも3日目に雪が降り、テンションが上った自分はついに行動に出ます。イベント後にサイゼリヤで話をしていたグループにDiscord上から声をかけました。

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この後サイゼリヤでたくさん話しをしました。めちゃくちゃ面白くて帰りに鼻歌歌ってました。

実は2日目にも元同僚やアジャイルひよこクラブのPRがあったのでコミュニティの人たちと話をしました。見知った人と話ができたことでかなり心がほぐれてました。

2日目は現状打破に大きな意味がありました。RSGT2022で立ち話をしたという実績が解除されることは思った以上に影響があります。3日目に見知らぬ人と話ができたのは2日目の経験があったからでしょう。

3日目を結実させた要因として、もう一つ忘れてはならないのは1日目の知り合いを増やすセッションです。

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https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16110

知らない人たちでグループを作り、自己紹介へのインタビューを通じて知り合いになります。

このグループの中にしのけんさんという方がいました。この時の話がすごく興味深くて、Twitterでフォローさせていただいたのですが、アジャイルひよこクラブで運営をしていた小笹さんと同じ会社の方だったので2日目にブースを訪ねて挨拶することができました。

しのけんさんはコミュニケーションがかなりうまく見えました。落ち着いた振る舞いとインタビューの質問の仕方から溢れ出ていました。2日目以降にもしのけんさんには助けられます。すれ違うとお尻をポンと叩いてくれたり、目が合うと会釈してくれました。

さらにさらに知り合いを作るセッションを主催してくださったおがさわらさんとは3日目のサイゼリヤでたまたま再会して、直接お礼を言って知り合いになることになりました。

こんな偶然が重なるとそりゃ鼻歌も出るってものです。

これが話したい衝動に駆られた自分なりの突破の仕方でした。もし、同じような状況の方がいれば、Discordで会話チャンスを見かけたら声をかけてみるのはどうでしょう。立ち話に割り込むよりも気軽にできました。あとはよければ自分に話しかけてきてください。

話すことでどんな学習成果を持ち帰るのかは自分の問題でした。なので、あの一歩は自分が踏み出すべき勇気だったと感じます。コミュニティの皆様は受け入れる姿勢を持ってくれていると感じました。運営の皆様のサポートには助けられました。感謝しています。

ここには何があるのか

気がつくと文章量が増えすぎています。こんなに思いがあふれるのもなかなかありません。あと少し付き合ってください。

RSGTにはギャザリングの名の通り、交流があります。3日目はOST(オープンスペーステクノロジー)とクロージングキーノートセッションのみという潔さからもわかります。

廊下での立ち話に溢れており、参加者が勝手に場を発展進展させることもあります。「自己組織化されたみなさんならできますよね」イベント中にはこんな話も出るくらいです。みんな笑って聞いていますが、その振る舞いは真面目でした。

ギャザリングとは大げさな意味ではなく、いろんな形での交流を目の当たりにします。気がつくとあなたも自分みたいに交流したくなっているかもしれません。

交流が自分の学びを最大化してくれました。参加していたすべての人に感謝を込めて締めくくりたいと思います。

拝啓、RSGT2022様。初参加してみて最高でした。

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これめちゃくちゃ美味しくてたくさん選択肢がありましたが、2日続けて食べました。最高のランチでした。

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