円安とか円高とか【素人投資020】

「為替って株式投資にめっちゃ重要だな」と思い始めました。

円安メリット銘柄・円高メリット銘柄の特集がされているのを見て、雰囲気はわかってきたのですが、より深く勉強していこうと思います。


円安(円高)とは?

言葉の定義は最初でしっかり理解しておきましょう。
参考に筑邦銀行様の説明記事を載せておきます。

この記事はクルマの購入を例に円高・円安を説明してくれていて、とてもわかり易いです。
細かい理解は記事を見ることにして、まとめの言葉だけメモしておきます。

外貨に対して、日本円の価値が高くなるのが「円高」、低くなるのが「円安」。

円安・円高の原因は?

円安・円高の原因、つまり為替相場を決定するのは何か?ということですが、これは三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社様の記事を見て勉強しましょう。

この記事では、為替相場の変動要因は次の7つが挙げられていました。
ざっくりメモしておきます。

中長期的要因

  • 金利差      :金利が高い→通貨も高くなる

  • 貿易収支     :貿易黒字→通貨も高くなる

  • 物価変動     :物価高い→通貨は安くなる

短期的要因

  • 中央銀行の為替介入:為替を安定させる目的で介入する

  • 政治的要因    :要人(日銀総裁とか)の発言

  • 経済指標の発表  :市場予想と大きくズレると為替が大きく変動する

  • 地域紛争・戦争  :安全と思われている通貨へ資金が流れる

ドル円チャート

参考:TradingView

基本的な知識を入れたところで、ドル円チャートを見てみます。
ざっくり言うと、2021年から上昇相場(=円安)ですね。
2022年の10月に一度ピークを付けて円高方向に動きましたが、また円安相場になっています。
一応2023.11.13には下落していて、円高へ転換か?と言われています。

ここ数年の円安要因は?

少し前に書かれたものですが、みずほリサーチ&テクノロジーズ様の記事が面白かったので貼っておきます。

この記事では、「コロナ禍以降の世界的なインフレ局面である直近数年は、為替と日米金利差の関連性が高い。」とあります。
グラフを見れば納得できますね。

ですが、ここからがこの記事の面白いところです。

  • 過去、ドル円相場が日米金利差と連動していないタイミングがある。

  • じゃあ何がドル円相場に影響を与えているのか?

  • それは、米国株市場の混乱だ!

こう言っているんですね。

米国株市場に混乱が起きると、リスクを避ける目的で安全資産と言われている円を買う動きが出てくる。これによって、ドル円相場が動くんだ。
こういう理屈ですね。
(先に記述した「為替の変動要因」には挙がっていませんが、気にしないでおきましょう。)

そしてさらに、「米国が景気後退入りする時に、米国株市場が混乱しなければ(=景気後退が緩やかであれば)急速な円高にはならないだろう。」と言っています。

2023年11月13日からドル円は下落しており、21日時点で147円台になっています。一週間で5円動きました。
ですが、米国株市場が混乱しているかと言われると、そんなことはない。

とすると、米国株市場が混乱した場合は一週間で5円以上の動きが出るのかもしれません。

ちょっと話が逸れましたが、要するに「ここ数年は日米金利差と為替の関連性が強い」ということで、日米の金利について詳しく見ていく必要がありそうです。

ということで次の記事では、金利について書いていこうと思います。






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