見出し画像

保護犬を愛されるより愛したい(パッセ編)

彼氏は2匹の行動を見て、パッセはこんな子、サクラはこんな子、というようにラベリングをしていました

それに私も助けられたところがあります

例えば、サクラは最近俺たちを好きのレベルが上がった気がする
なぜなら、前までは手を差し出していなくても、ずーっとペロペロ舐めてきていたのに、最近は手を出しても舐めない時がある
不安や、媚を売らなくても良いかも、と思ってくれている
=好き度が上がった、ってことやろ!

とか

パッセは左利きや!
抱っこすると、絶対左手を外にだして、自由にしようとするし、何かおねだりしたい時などは、決まって左手を使ってきている
だからパッセは左利き!

とか(笑)

そしてサクラをお迎えしたことによって、新たな発見が

パッセは繁殖引退犬なのですが、
「パッセはおそらく、ブリーダーに可愛がってもらっていたのではないだろうか
と彼は言いました

私は最初、彼の言葉に耳を疑いました

「本当の意味で可愛がっているなら、最後まで面倒をみるべきでしょ」

そう言うと、彼は

「そうだけど、一般家庭からの飼育放棄のサクラと比べると社会性もある
すぐヘソ天をするのは、ブリーダーにお腹を撫でてもらってきたからではないか
と思う
あとは、パッセに普通の家庭の暮らし、愛される生き方を与えたかったのではないか」
と、言いました

私の中では、葛藤というのか、いろんな感情が渦巻いた

我が家に来て1ヶ月目の頃のパッセ
まだ細っこい


なぜ名前を「パッセ」にしているかというと、ブリーダーがパッセと名付けていて、パッセも自身をパッセだと認識していたからでした
私たちで名前を付けても良かったのだけれど、パッセと呼んで振り向くのであれば、混乱させるだけだろうし、あえて変えなくてもよいだろうと、名前はそのままパッセにしました

また彼の言うように、パッセは最初、社会性がない犬なのかと思っていましたが、パッセのサクラに対する面倒見の良さ、他の犬への嫌悪感は、犬を知っているからこそなのかもしれない、と思えてきました
お母さんもしてきたパッセだから、サクラみたいな純粋無垢な赤ちゃんみたいな子に優しいのかもしれません

他にも、保護施設にいた時のインスタでもヘソ天をした写真を見かけていたので、その時点でヘソ天ができるというのは、おそらく保護施設以前にもヘソ天をしていた過去があったからでしょう
(パッセが保護施設にいた期間は約2週間なので、その間にヘソ天を覚えたとは考えにくいため)

こちらもお迎えして1ヶ月ぐらいの時
かわいい


オモチャの遊び方も知っている
し、乳腺のしこり以外は特記事項は特になかった

もし虐待されていたり、虐げられていたのなら、施設によくいるすみっコ族になりそうだけれど、施設時代は誰のお膝へも怯まずに行ける、人が好きな子だった

病院の狂犬病とワクチンの記録も、病院名を伏せずに書類をいただけた
最悪の場合、そのブリーダー自身を特定することにも繋がるので、病院名を伏せないで渡したというのは勇気がいるというか、少しはパッセへの愛情があったのかなとも思えました

そう思うと、、確かに、、、、と思う反面、
度重なる出産と帝王切開で子宮と多臓器の癒着がみられ、そのまま放置していたら、大変なことになっていたでしょう

乳腺のしこりも検査して良性腫瘍だったから良かったものの、悪性のものであったのなら、すぐにでも対応しなければならなかったのに、特に対処もせず施設へ出したと考えられます

また、避妊手術の際は、歯のスケーリングもしていただいたのですが、4本ぐらい歯を抜かなければなりませんでした
(実家でダックスを13歳で亡くなるまで飼っていましたが、乳歯以外の歯が抜けたことなんてありませんでした)

ただ、、、パッセを飼っていたブリーダーは、まだましな人だった、というようには思っています

なんだかんだあったとはいえ、縁があってわが家に来たのですから、これからはパッセが嫌っていうほど可愛がっていきたい
もっともーっと愛してあげたい
わが家へ来て幸せだと思ってくれたらいいなあ

今撮った、ご飯くれ、の顔
たまにプレーリードッグと化していますが、
実は左手で体のバランスをとっている
ニセプレーリードッグです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?