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そこじゃないと思う

Twitterで仲良しのフォロワーさんがRTしてたから、一応アドバイスはしたのだけど。
彼女が紹介したTweetは、希少がんと思われる症例だと診断されたので、セカンドオピニオンに適した病院を知りませんか?というもの。

気持ちは痛いほどわかる。きっと、今は不安で藁をも掴む思いだろう。
ただ、なぜTwitterで聞くのだろう?
希少がんだとわかる程度の知識があるなら、セカンドオピニオンの取得についてTwitter以外の方法は考えつかなかったのか。

怖いと思うのは、Twitterで返事をする人達が必ずしも好意的でなかったり、医療関係者になりすまして近づいておかしな治療法を紹介したり、良からぬモノを売りつけたりする可能性もあるから。

患者同士の交流には一定程度の良さがあると思うけれど、副作用対策程度ならまだしも、医療行為についてはきちんと専門家の意見を仰ぐべきだと思う。

希少がんと診断されたなら、セカンドオピニオンを他に求めるべき病院をそこで聞いてみても良いと思うし、地元のがん専門病院をあたってみるのもいい。
加入している生命保険やクレジットカード会社などで、紹介してもらえるサービスが付いていることもある。
ネットなら、がん情報サービスなどのサイトもある。

なぜTwitterなんだろう。最初に聞くのはそこじゃないと思う。

がん治療は、ある意味で情報戦だと私は思っている。いかに正しい情報に正確にアクセスできるか。その見極めでことの成否は大きく違ってくる。
そのためには、その情報がどういう根拠に基づいたものか。常日頃から見抜く力を持っておきたい。

日々のよしなしごと、好きな音楽のことなどを書いています。 楽しんでいただけたら、サポートしてくださると嬉しいです。