大切なのはサービス

かつて、一緒にイタリア語を習っていた年上の友人と西宮にランチに行ってきた。
先日、お気に入りのフレンチレストランが東京へ移転してしまったと書いたが、そのシェフが懇意にしているシェフのお店でこちらはイタリアン。
以前から、一度行ってみようと思っていたが、予約をしたらコロナが再燃して緊急事態宣言が発令し…の繰り返しで、2度もキャンセル。3度目の正直でやっと行けた。

彼女は大阪から来るので、西宮は中間地点でちょうどいい。会うのもかなり久しぶりになってしまった。前会ったのはいつだっけ?と2人で一生懸命考えて、たぶん3年ぶりだろうということになった。

イタリア語を習っていたのは、もう20年以上も前のこと。心斎橋の教室で私達は出会った。セミプライベートということで4人だったが、このうち3人はクラスの後にごはんを食べに行ったり、お互いのうちにお泊まりしたり。お世話になったご両親もご高齢ながらお元気なようで何より。挙句の果てには一緒にイタリア旅行もしたものだ。

そのときのエピソードをお互いによく覚えていて、昔話に花が咲いた。
その上でお互いの近況を気遣い合う。彼女は、ご主人を5年前に悪性リンパ腫で亡くした。お二人の結婚式にも出席した私は、その報せを聞いたとき言葉もなかった。私の病気と前後していて、治療が落ち着いたらそのうちお知らせしようかと思っていた矢先の出来事だった。
そんなことがあったので、私のことも随分心配してくれたのだけど、今日は元気そうで良かった!と喜んでくれた。

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最初のスープだけ撮り忘れ。お豆腐を使ったスープで、シチリアの少し後味がピリッとするオリーブオイルをかけていただく。
お料理はどれも美味しくて、久しぶりにワインもいただいた。

話は尽きず、海外旅行が解禁になったらイタリアへ行こう!あそこもここも行きたいねーと楽しい計画が目白押し。
コロナが少し落ち着いてきて、久しぶりに心置きなくおしゃべりができた♪

ところで今回のレストラン。
最初の2回は電話予約したが、今回はネット予約をした。ひとつはレストランの営業時間(しかもあまりお邪魔にならなさそうな時間)を見計らって電話するのも結構面倒だということ、もうひとつは電話に出たソムリエと思しき男性の対応がイマイチだったから。なんというか、対応が軽い。というか雑。キャンセルしたときに名字を名乗ったら「〇子さんですか?」と違う名前を確認された。個人情報漏洩では?と心の中で突っ込んだくらい。
はてさて、お店に行ってみるとやはりその印象は変わらなかった。サービスのときのタイミング、ひと呼吸みたいなものがないのよね。
友人の手前、電話の件は黙っていたのだけれど、お店を出た後で話すと苦笑していた。やはり同じように雑な印象を受けたらしい。後から来店された常連らしき高齢のご夫婦とは明らかに対応が違ったことは彼女にも伝っていた。

懇意にしていたシェフの紹介だったから一応シェフにも挨拶して帰ったが、チェックのときにソムリエに某シェフの紹介で伺いましたと言ったら、ちょっと目が泳いでいたような気が。(笑)
サービスって大切。そのお料理がいかに素晴らしかったとしても、その印象を台無しにしてしまうことが結構ある。
気をつけよう、暗い夜道と顧客対応。

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