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韓国ドラマ「刑務所のルールブック」

「賢い医師生活」を見た流れで、同じ監督の「刑務所のルールブック」(原題:賢い監房生活)を観ました。キャストも同じ人がたくさん出てる!


あらすじ

メジャー移籍を目前に控えた大人気のプロ野球選手であるジェヒョク(パク・ヘス)が、妹に暴行した男を殴り一年の実刑を受けるところから物語スタート。

最初は個性豊かな受刑者たちとの生活に戸惑うジェヒョクですが、徐々に信頼関係を築き、様々な問題を乗り越えて成長していきます。
また、ジェヒョクと関わる受刑者たち、刑務官たちも、それぞれの事情を抱えながら一歩ずつ前へ進んでいきます。

刑務所の話と聞いて、暗そう…と思ったあなた!
ちゃうねん。

これは全く新しいヒューマンドラマです!
コメディ要素も多くて、声出して笑う場面が盛りだくさん。
人の優しさ、醜さ、温かさを、刑務所の出来事を通して描き出す、稀有かつ秀逸な作品でした。

ってなわけで、ポイント4つ挙げさせてください。

① 刑務官であり親友、ジュノ

本ドラマの第二の主人公がチョン・ギョンホ演じるイ・ジュノ。
「賢い医師生活」でのクールな医者役と比べると、柔和で温かい役柄でした。

ジュノは学生時代、ジェヒョクと共にプロ野球入りが期待されていたが、事故で挫折。

刑務官として働いているんですが、ジェヒョクを心から応援して、刑務所内でなんやかんやと手助けしします。

親友の再起に全力を注ぐ姿が最高に胸アツ。
幼馴染が刑務官として働いてるとか、ジェヒョク運良すぎるやろ!と思ったけどこれドラマやった。

② 軍服のチョン・へイン…!

様々な受刑者が抱えるそれぞれの事情が、丁寧に描かれるのも本作の見どころ。

誰よりも先に言わせていただきたいのは…
ヘインが出てる(涙)

大ブレイク前のチョン・へインが、ジェヒョクと同じ房で暮らす受刑者の一人として刑務所にやってきます。

軍隊で人殺しをした罪に問われてますが、ちゃうねん。冤罪やねん(言っちゃう)

でもそんなことより、人類で一番軍服似合う。
軍服着るために生まれてきた男。

③ 変わる力と変われないリアル

正義感と男気の塊みたいなジェヒョクと関わることで、ダークサイドから戻ってこれたり、未来に希望を持てたりする受刑者が何人もいます。

人間はいつだって変われるんやな、悪いことしたとしても、やり直すことができるんやなと胸震えるシーンが山盛り。

一方で、そう簡単にはいかないリアルも見せてくれてます。

同じ房で暮らすハニャンは、麻薬常習犯。自分を待つ恋人のために薬を断つと誓って出所したその直後に、また逮捕されてしまう…

このハニャンのバッドエンドは、人間のリアル。
物語をぐっと引き締めてます(誰?)

④ 刑務官たちも最高

刑務所で働く刑務官たちの人間模様も、この物語の大きなポイント。
特にペン部長は人間味が溢れてて最高でしたね…

このペン部長を演じてるチョン・ウンインは、「君の声が聞こえる」で演じた殺人鬼が印象的すぎて、最初は「恐ろしい刑務官に当たってもた…」と思いました。しかし!

ペン部長、口は悪いけど受刑者たちに誰よりも寄り添って、厚く信頼されてるんです。

過去ドラマの魅力的な登場人物ランキング5位には入る。
それくらい素敵。


いかがでしたか?
韓国ドラマってほんまなんでこんな濃厚&完成度高いねん?
寝不足になるから最高のドラマ量産すんのやめてほしいですね…

人生頑張ろう、何度でもやり直そうと思わせてくれる、極上ドラマでした。
ぜひ「賢い医師生活」とセットでご覧あれ!!!






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