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ゲーム脳のためのスキンケア

謎思い付き(本日雪で仕事する気が無い故)

そこまで頻繁ではないのですが化粧品のインストラクター的な仕事(皮膚理論や商品知識、商品の販売のための研修等)もしているので、折角だから美容業界の人間ではなくゲーム脳の人向けにスキンケアを説明してみようと思う。

化粧品はライン使いした方がいいの?

クレンジング…洗顔料…化粧水…美容液…クリームetc.etc…
ラインナップ一式を同じメーカー/ブランドで揃え方がいいのか?という件について。

これをゲーム脳に説明するなら装備品で見た目が変わるタイプのゲームなら同じシリーズで揃えた方がいいでしょう。
(しかしオタクはアバターを自分好みの美少女にしがちで顔が隠れちゃう頭部の装備は外す傾向にある)
ドラクエ6で言ったらプラチナシリーズで揃えたらかっこよさに補正が付くんだから揃えた方がいいよね。
かっこよさという戦闘面にはそこまで影響のないもの以外でもシリーズ装備で揃えることでステータス補正が掛かるゲームなんてたくさんありますし。

ただ対戦ガチ勢になると話が変わってくる。
エルデンリングだとしたら神秘マンは白面を被って大山羊装備するし、バッタマンなら猛禽の黒羽を装備するし魔術系ならレナラの長い謎帽子被るし。
見た目のロールプレイなんか知ったことかという風になる。
(ってか槍二刀流ってどういうことだよ絶対パワー出ないだろ)

ガチ勢ほど思考停止でシリーズを揃えるのではなく、勝ちに近づくための必要なステータス補正や耐性を得るための装備を自分で選ぶようになるのだ。

ガブリアスにきあいのタスキ…。強いよね。腐りにくいよね。
【強いポケモン+強いアイテム=強い】間違いない。
でも構築単位で考えたら「ベターではあるけどないけどベストではない」かもしれない。

じゃあライン使いは雑魚なの?

そんなことはない。
でもあらかじめ言っておくとラインナップで使ってほしいのは商売する側としたら当然なわけよ。全部そのブランドにしてくれたら売る側としたらうっはうはですから。それだけそのブランドを気に入ってくれてるってことだから顧客の囲い込みに成功してる面もあるわけだし。

…という化粧品メーカーの商売的な思惑があることは大前提として、ライン使いをするメリットも間違いなくあります。

ライン使いが有効な例

単純な例としてビタミンC推しのラインはラインで使うことが有効に働く。
(やっすいビタミンC使ってるところだと話変わるけど)

化粧品の成分として一口にビタミンCと言っても種類がたくさんあります。
水溶性ビタミンC誘導体や油溶性ビタミンC誘導体、一般にAPPSと呼ばれる両方の性質を併せ持つ進化型ビタミンC誘導体等。

【ざっくりとした説明】
▼水溶性ビタミンC
⇒浸透が速く速攻性があるが成分が劣化しやすく刺激や乾燥を感じる場合がある。攻撃力が高まるが一定ダメージを受ける"いのちのたま"

▼油溶性ビタミンC
⇒成分の安定性が高く持続力があるが浸透が遅くベタつきを感じる場合がある。じわじわとHPを回復し継戦に長ける"たべのこし"

▼APPS
⇒浸透が速く持続力もあり刺激も少ないが、安定性が低く劣化しやすい。原料コストが高い。なんだろうなこれ。

水溶性ビタミンCは名前の通り水溶性なので化粧水や美容液に配合されます。油溶性はクリーム等に。

水溶性、油溶性どちらが優れているかではなく、化粧水はすーッと浸透させる水溶性とマッチしてるし、クリームは長時間肌の潤いを守り、外からの刺激から肌を守る役割なので持続力が高い性質の油溶性とマッチしているわけです。

ビタミンCスタンの受けと攻めのそれぞれの役割を担ってくれているわけです。APPSはエース運用でも良いし、受けル対策のピンポイントな役割でもいいですね。種族値高いポケモンは取り回しが色々できるってわけ。

他にも肌の弱い人によくある化粧品が肌に合わない問題にぶち当たった際に、ここのラインなら大丈夫!使える!というケースはライン使いが有効ですね。

ビタミンCのライン使いは他にも"バフの重ね掛け"のようなイメージでもいいと思います。

ゲームと違って攻略法が違う

スキンケアと言っても自分の肌と他人の肌は違うし、自分の肌でも年齢や季節や仕事の忙しさ度合でも状態が変わってしまうのでローグライク状態。
なんでも結論パ、脳死攻略法コピペでクリアしたいゲーム脳の持ち主にはスキンケアというゲームは難しいかもしれない。

でも自分なりの攻略法を探し出すのもゲームの楽しみの醍醐味だと思う。
凝り性なゲーマーならきっとスキンケアに打ち込めるはず。
自分の肌レート2300を目指して今日からスキンケアに励んでくれ。


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