[閉店店舗の記録]ダイエー大島店(~2021.2)
都営新宿線の駅を降りてすぐの場所に、かつてGMS形態のダイエーが店舗を構えていました。
店舗北側と東側を貫く板チョコのような外観デザインが特徴的な大島店。なぜいまさら編集してるかと言えば、バレンタインデーが近いので、板チョコからの連想です←。
「大島店」と名乗っていますが、最寄り駅は「西大島」となっており、電車で二駅ほど千葉側に進んだ東大島には、「東大島店(忠実屋フランツ→ダイエー)」が存在しています。
手持ちの商業施設開店年月日一覧の資料には、1973年7月の開店と記載されておりますが、あくまで私調べなので、鵜呑みにしないように。
より多くのお客様から見えるメインストリート側は、70年代のGMSにありがちな洒落たデザイン(典型的な70年代ヨーカドーだと板チョコの模様部分が窓になってたりする)でしたが、裏側はいかにも「搬入口」や「社員事務所」と言った風情の質実剛健とした造り。窓の小ささはやはり時代でしょうか。
基本的にスーパーマーケットは店内撮影禁止の店が多いので、私は基本撮影しない主義なのですが、さすがに閉店が迫ってる店舗となれば、そこに関係ないところくらいはご愛嬌ということで。おそらく価格調査やレイアウトパクリ防止などの観点なので、ハコモノ自体は問題ないはずなんですけどね。
階段の意匠があしらわれたフロア案内が洒落ています。扇風機が二機もこちらに付いているのは、時代を感じますね。ダイエー原理主義者なので、カードの案内と言えば「OMC」という固定観念が拭いきれてない。ワオンが掲示されていると、イオン傘下に入ったという事実を感じざるを得ません。
「店舗建て替えのため」とあるので、ダイエー新・大島店が開店するんでしょうか。いまのところ検索にヒットしないので、現在建設中と見るのが妥当そうですね。
近年では、衣料品や家電まで総合的に扱うGMS業態の店舗は急速に数を減らしています。多くは既存店をSM転換して、縮小した部門を補填するテナントを誘致したり、建て替えて小型化したりというのが一般的です。ここもそうなってしまうのかなと思うと、若干の寂しさはありますよね。
今回はこれにて。他にも閉店済みの店舗の記録がいくつか残ってるので、更新するネタに困ったら、チビチビ放出しようと思います。いいねお待ちしてます。それではまた。
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