ゲームコミックといえば、まずこの一冊

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ストリートファイター30周年というやつでさくらがんばる!が復刊した二ヶ月後にストゼロが復刊しました。

12月には自分の中では傑作に入るRYUFINALが復刊される予定。

ストゼロを今読むと都合がいい部分が目立った感じはあるのですが、当時のゲームコミックの中では最高峰の水準でした。

ゲームコミックが攻略の添え物くらいでしかなかった認識からゲーメストが発刊されて、ゲーセンに人が来るようになり、ファンが増えて、クオリティの高いものが出てくるようになりました。

中平正彦氏の作品にはゲームの設定からさらに思想を厚盛してあって、キャラクターの外殻だけでなく、中身が詰まった人物像が見られます。

この作品のリュウは殺意の波動に目覚めてしまっているのですが、正史では殺意に目覚めていないんですよね。中平版ストゼロでは、殺意の波動を我がものとして、ベガと相対する展開なのですが、

その後のRYUFINALではその破壊的な殺意の波動を乗り越えていく、求道者のようなリュウが見られるんですよね。この辺はFINALが復刊してから。

実は当時の単行本を持っていなくて、これがはじめての書籍なんです。電子書籍にもなってないみたいだし。

紙で買っておきたい漫画の一冊になりました。電子書籍だとトンボを見せて本棚に飾れないですからね。紙の本はそういう回し読みが楽しいですから。


ゲームコミックといえば、わんぱっくコミックを思い出す人は是非握手を交わしましょう。



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