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スペインの総合スポーツクラブ?!サッカーもバスケもあるクラブ

スペインと日本のバスケットボールの現場をつなぐサポートをやっておりますパルテサニアでnoteを始めてみました。

初回いきなりスペイン現地担当のSergio Ruiz Antorán(セルヒオ・ルイス・アントラン)の寄稿による、スペインにあるバスケットボールクラブとサッカークラブの関連についてです。

総合スポーツクラブはバルサだけじゃない

サッカーはスペインで最も人気のあるスポーツです、そしてスペインサッカーは世界中で知られています。レアル・マドリードとFCバルセロナはスペインのスポーツ界を代表する親善大使のようなものです。あなたはレアル・マドリードのユニフォーム、バルサのユニフォームを地球上あらゆるところで目にします。信じられません!!

そしてスペインのサッカークラブはバスケットボールクラブと関係を持っています。レアル・マドリードとバルサがバスケットボールチームを持っていることは知られています。フットボールマネーがバスケットボールチームの選手補強にも大きな役割を果たし毎年素晴らしいメンバーを揃えています。レアル・マドリードとバルサのバスケットボールチームの年間予算はリーガ内でもトップクラスです。

バスケットボールチームを持つクラブは他にも

数年前、レアル・ベティス(サッカー)はC.B.セビーリャ(バスケットボール)の救済を決め、倒産から救い、今ではバスケットボールチームの名前はレアル・ベティスに変わりました。(チームカラーも緑/白に変わりました)

2019-20シーズンのACB王者のバスコニアの現会長ホセアン・ケレヘタは、実はサッカークラブのアラベスのオーナーでもあります。バスコニアとアラベスはチーム名こそ違いますが、両チームのカンテラ組織は同じ名前「Fundación 5+11」というクラブ名でプレイしています。もちろん5はバスケットボールの1チームの人数で、11はサッカーの1チームの人数です。

そして最近バスケットボールのスペイン2部に所属するカーラミンブレ・バリャドリードが、サッカーのバリャドリードと提携を発表しました。この提携により明確にスペイン1部昇格を目指し、元スペイン代表のナチョ・マルティンとの契約も発表されたばかりです。サッカーチームのバリャドリードのオーナーは元レアル・マドリード~バルサ~インテルでプレイしたブラジル人FWのロナウドです。

他にもバスケットボールのスペイン2部のタウ・カステジョンのオーナーはサッカーのビジャレアルと同じファミリー企業という姉妹クラブ。バスケットボールのペーニャ・ウエスカは、サッカー日本代表の岡崎のいるSDウエスカと提携予定です。またサッカーとバスケットボールいずれも3部リーグのレアル・ムルシアというクラブもあります。

過去には偉大なクラブのバスケットボール部門も

バスケットボール部門を過去に持っていた有名なサッカークラブが他にもあります。1990-91シーズンにはアトレティコ・マドリードのバスケットボールチームがスペイン1部リーグでプレイしました。

サッカーのエスパニョールもまた以前はバスケットボールチームをスペイン1部リーグに持っていました。(80年代後半に所属していました)エスパニョールのバスケットボール部門は現在スペイン5部リーグにあたる地域リーグに所属していて、あのパウとマルクのガソル兄弟の弟のアドリア・ガソルがプレイしていることでもニュースになりました。

el autor : Sergio Ruiz Antorán @puertatras


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