「エルピス-希望、あるいは災い-」長澤まさみの歌がうま過ぎて
日頃韓ドラの沼にどっぷりハマっているのですが、「ブラッシュアップライフ」など年末年始に放送された日本のドラマを観る機会がたびたびあり、これが結構おもしろかったんですね。
あれあれ?日本のドラマも捨てたもんじゃない。
その流れでアマプラ視聴した「エルピス-希望、あるいは災い-」、しばらくたった今も余韻に酔っているような気がします。
強烈ではないけれど、じわじわと核心を突いてくる、そんな感じ。
観ている間、あらゆる登場人物の立場に立って、自分ならどうする?と考えてしまうドラマ。
長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平、そして、脇を固める役者さん全部、すばらしい演技に圧倒されました。
特に眞栄田郷敦さんは、前半と中盤、そして後半と心の中の葛藤を表現している様子が、身なりや雰囲気を変えて表現されているところ、ラグビーのドラマをちらっと見たぐらいで、出演作に触れたことがなかったので、失礼ながらこんなに演技ができる人だとは知らなかったので、感心しました。
長澤まさみ演じる浅川が言っていたように、まさに目力がすごいですよね。
いつもどおりストーリーとは関係なく、私が最も気になったのは、久しぶりに聴く長澤まさみの歌声。
やっぱりうまかった。
カラオケで「贈る言葉」を歌うシーンがありましたが、ちゃんとうまい。
発声、ビブラートやしゃくり、、、適当に歌えばいい場面だと思うのに、歌唱技術が漏れ出しておりました。
長澤まさみと言えば「世界の中心で、愛をさけぶ」の印象が強く、主演級女優として活躍していましたが、過去、少しドラマで見ない時期があったように思います。
ある日、フジテレビドラマ「若者たち2014」で脇役での登場に、おっ、と思ったら、弾き語りで歌い出したんですね。
これがめちゃくちゃうまくて、当時もTwitterなどでこのシーンが話題になりました。
最近では「SING」でもしっかり歌っていますもんね。
これを忘れていました。
とにかく長澤まさみは演技はもちろんのこと、歌がうまいということを再確認しました。
「エルピス」でも主題「Mirage Op.4 – Collective ver. (feat. 長澤まさみ)」をフィーチャリングで歌っています。
歌声に魅了されながら、ストーリーのほうでも演技のうまさを堪能。
岸本を目の前にして、語る浅川、、、逆光の演出がニクイ。
「希望って、誰かを信じられるってことなんだね」
今のネット社会、コロナ社会の中で希薄になりつつある人との関わり。
偏った報道や弱い者を一方的にたたく風潮。
閉塞感でいっぱいになってしまうけれど、そこに希望を見いだせるのは、誰かを信じるられることなんだと気づかされます。
あなたには信じられる人がいますか?
信じられる気持ち、そこにはきっと希望があるはず。
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