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座布団生活でシステマを意識

最近、部屋の模様替えをしてみた。具体的に言うと、今まで勉強机として使っていたものを本置き場にして、ちゃぶ台を勉強用の机に変えてみたのだ。そうなると、座布団の上に座ることになるから、座るとき、胡坐か正座という選択肢になってくる。

私は特に今まで日本武道とか茶道をしていた経験もないし、家が呉服屋だったわけでもないので、正座にはまったく慣れていないし、胡坐も苦手だった。お腹や腰に緊張が生まれ、長く姿勢を続けられないことが多い。おまけにそこから立つという動作が加わると、しんどさが増し、ストレスも増える。そういう現代人には、システマがやはり役に立つ。

今日はこの動画を復習し、立ったところから、膝立ち、そしてグラウンドに行くという練習を呼吸をしながらゆっくりやった。ゆっくりやると、自分が普段この動作をするとき、脚の力に頼らざるを得ない姿勢を選んでいることがわかった。体重移動の距離が最短になるように骨盤や脚の位置を変えると、かなり力が抜けるのを実感。

鼠径部や下腹部に踏ん張りをまだ感じることがあるので、シットアップなどを通して緊張を解消し、もっと楽に座ったり、立ったりできるようになりたい。

手を使わずに立つ、のに必要なのは脚力ではなく、骨盤、そして重心のコントロールだ。それができるようになれば、リラックスしてグラウンドに移行できるようになる。小津安二郎の映画では子供からお年寄りまで、当たり前のようにこの動きをやっている。日常空間でそういう動きを取り入れるのも、練習方法のひとつとして、ありだと思う。




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