水とエーテルと量子場脳理論 Vol.1
執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰
エーテルという、この悩ましい言葉
宇宙には、何か得体の知れないものが充満しており、その中に大地(地球)が浮かんでいるのだという考えは、古代ギリシャのアナクシマンドロス※1の時代(紀元前600年)頃から存在した。アナクシマンドロスは、それをアペイロン(Apeiron:形をもたない無限なるもの)と呼んだ。パルメデス※2は、無い物は考えることもできない、ゆえに空虚な空間は無いと論じた。また、デモクリトス※3は宇宙には最小単位の微分子(原子)が存