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2019.11.29. 自宅から大学まで片道2時間。

映画「ドクタースリープ」を観た。凄く面白かった。今はスティーブン・キングの小説を沢山読み漁り、映画化される度に原作にどれだけ忠実かどうかだけで映画を批評する、嫌味たらしい原作ファンになりたい気持ちでいっぱいだ。こんなことを言う時点で僕は嫌味たらしい人間かもしれない。嫌味たらしくない、良心的な原作ファンになりたいものだ。

3週間ぶりに大学の研究に出席した。ここ最近は内定先の研修や己の怠惰で休んでばかりだったが、今日は卒論中間発表だったので出席せざるを得なかった。
今まで大学よりも内定先の研修を優先させてくれるなんて、普通じゃねぇからな!と、頭の中の加藤浩次さんが怒鳴りつけてくる。その通りだと思う。お婆ちゃん教授、本当ごめんなさい。
中間発表だから出席するまではいいのだが、肝心の卒論がテーマしか決まってなかった。発表もクソもない。過去の経験から察するに、というか経験がなくとも、察さずとも、これはめちゃくちゃ怒られるパターンだ。僕の心は夏休みが終わり、白紙の宿題を持って学校へ登校する小学3年生の心に戻っていた。
研究室でビクビクしていると、お婆ちゃん教授が「あなたは卒論、どんなことを書くのかしら?」と不気味に聞いてくる。僕は声を震わしながら、「線積分についてやろうと思ってます。」と答えると、「そう、よろしい。」と一言。

あらら?
続けてお婆ちゃん教授が「今日は(僕)君が卒論で何を書くかを聞くだけだったので、もう終わりです。」と言い、解散となった。

優しすぎるのもかなり怖い。

とりあえず、小説を読む前に卒論を頑張る。

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