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ラクシュミー女神(लक्ष्मी)のマントラ

女神様のような、健康と幸福、美しさを願うならこのマントラを唱えてみてはいかがでしょう。

ॐ श्री महालक्ष्म्यै नमः I
oṃ śrī mahālakṣmyai namaḥ
オーム シュリー マハーラクシュミャイ ナマハ

ラクシュミー女神様は健康、繁栄、幸福、力、食べ物、素晴らしさ、忍耐、
救い、愛、美しさ、女性らしさ、そして子孫繁栄の女神様です。
両手に持つ蓮は、美しさと純粋性の象徴です。差し出す右手は
寛大さを与え、祝福の左手は恐れを知らない優しさです。

ヒンドゥー教ではビシュヌ神のお妃様。
日本では吉祥天(きっしょうてん)として知られています。


ラクシュミー(लक्ष्मी [lakṣmī])は乳海攪拌から生まれました。
天地創造神話:乳海攪拌 クシーラサーガラマンタナ
( क्षीरसागरमन्थन [kṣīrasāgaramanthana])


天使・デーヴァ(देव [deva])とアスラ(असुर[asura] 阿修羅)が曼荼羅山(मन्दर[mandara])に竜王ヴァースキ(वासुकि[vāsuki])を巻き付けて不老不死の薬「アムルタ(अमृत[amṛta])」を手に入れるために、乳海(क्षीर सागर[kṣīrasāgara]クシーラサーガラ)を攪拌しました。ヴァースキ苦しみのあまり猛毒ハラーハラ(हलाहल[halāhala])を吐き、それをシヴァ神(शिव[śiva])が皆を保護するために飲み込んだのでシヴァ神は青い顔になったと言われています。

攪拌は1,000年続きその時にいろいろなものが現れました。

太陽( सूर्य[sūrya] スールヤ)、月(चन्द्र [candra]チャンドラ)、白い象(ऐरावत[airāvata] アイラーヴァタ)、7つの頭を持つ馬の王(उच्चैःश्रवस्[uccaiḥśravas] ウッチャイヒシュラヴァス )、牛の母(सुरभि[surabhi] スラビ、कामधेनु[kāmadhenu] カーマデーヌ)、神聖な宝石(कौस्तुभ:[kaustubha:] カウストゥバ )、願いを叶える樹(कल्पवृक्ष[kalpavṛkṣa] カルパヴリクシャ)、聖樹(पारिजात[pārijāta] パーリジャータ)、水の精、天女 アプサラス(अप्सराः[apsarāḥ])たち、酒の女神ヴァールニー(वारुणी[vāruṇī])、女神ラクシュミー(लक्ष्मी[lakṣmī])が次々と生まれました。最後にようやく天界の医神ダンヴァンタリ(धन्वन्तरि[dhanvantari])が、アムルタ(अमृत[amṛta])の入った壺を持って現れたと言われています。

Samudra Manthana 画像はwikipedia より

タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港の建物内にある乳海攪拌を表現した彫刻が有名です。初めてみた時はまだこの神話を聞いたこともなかったけれどあまりの迫力に度肝を抜かれたものでした。

समुन्द्र मन्थन बैङ्कक विमानस्थल थाइल्याण्ड I, Sailko 画像はwikipedia より

まとめ

話はラクシュミーのマントラから乳海攪拌まで飛んでしまいましたが、、、調べていくとバガヴァッドギーター(श्रीमद्भगवद्गीता[śrīmadbhagavadgītā])の前に唱えるGita Dhyanam(गीता ध्यानम्[gītā dhyānam])に出てくる聖樹(पारिजात[pārijāta]パーリジャータ)が出てきたりと興味がつきません。

今日は短いと思ったのだけど、、、違っちゃった(笑)。


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