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南インド パンチャカルマ体験 3

念願だったアーユルヴェーダのパンチャカルマ体験記(20日間)

カラダは食べ物でできている

アーユルヴェーダではお腹の中の消化の火(アグニ अग्नि agni)を適切に働かせることが大切とされています。体の7つの構成要素(サプタダートゥ(सप्‍त धातु sap‍ta dhātu)をうまく巡らせて最終的にオージャス(ओजस् ojas 生命素:ダートゥが上手く造られた時のエッセンス)となるのでしたね。

SDJ Ayurvedalay の食事

ここでは滞在者の方々全員同じメニューが3食提供されます。トリートメントの内容では少し変わる(重湯の様なものになったりする)ようでしたが、基本は消化に優しいメニューなので、どの体質(トリドーシャ त्रिदोष tridoṣa)の方にも大丈夫なのだそう。

ある日のメニュー:左から朝、昼、夜

朝は日本で言ったら、ご飯と味噌汁、昼はインドの定食屋さんにありそうなミールス、夜はおかず2品です。食材は細かく刻まれ、よく火が通っているので消化に容易く、塩分控えめです。なにもかも美味しく作る人の優しさを感じたのでした。

これをお部屋まで毎回運んでくれます。上げ膳据え膳、ありがたいシステムです。

3時のおやつ

間食は無し!勝手にお茶やお菓子、果物も食べれません。
3時におやつが登場します。スープだったり、ハーブティだったり、手作りおやつだったりします。ハーブティは飲みたいけどお菓子が、、、欲しい、、でも無いのです。コーヒー、紅茶(チャイも)無しです。

ハーブティ、スープ、甘い手作りお菓子、ちっさいお好み焼きのようなものなど

こうしてみると、当たり外れがある様な(笑)でも毎日楽しみにしていました。何もしないので子供の様です。

世界で一番美味しい朝ごはん

タイトルが少し大袈裟だけど、初日の朝食のドーサには感動しました。焼き加減、付け合わせのソース(?)全てベストワン!しかもほんのりと暖かい!シンプルですがどれも絶品です。朝が待ち遠しいとはこのことです。


感動のドーサ、おかゆ、たこ焼きみたいな美味しいやつ、なんかこねたやつなど

キッチン取材

どんな人が作っているのかキッチンを覗きに行きました。部外者は入れないのでスタッフに頼んで写真を撮ってもらいました。

清潔なキッチンで夕食の準備

丁寧な仕事は味に伝わっています。スタッフは皆漢字の良い方々です。それって大事。食事の美味しさは作る人の心が込められているのだと感じます。


はるばるインドまでパンチャカルマに来て、日本のお菓子を持ち込んで食べたりとかする人もいるそうです。

我々も「好きな時間にお茶でも飲みたいわ〜」なんて思っていましたが、治療の妨げになる様な嗜好品は避けなければならないのでした。

おかげさまですっかりお腹の調子が整いました。以前はお通じが不規則でしたが1日1回朝に来る様になり、帰国後も快適な状態が続いています。


食事の前のお祈り

श्रीमद्भगवद्गीता
śrīmadbhagavadgītā 4-24

ब्रह्मार्पणं ब्रह्म हविर्ब्रह्माग्नौ ब्रह्मणा हुतम् | ब्रह्मैव तेन गन्तव्यं ब्रह्मकर्मसमाधिना || २४ ||
हरिःओम्।

śrīmadbhagavadgītā
brahmārpaṇaṃ brahma havirbrahmāgnau brahmaṇā hutam | 
brahmaiva tena gantavyaṃ brahmakarmasamādhinā || 24 ||
hariḥ om|

ブランマールパナム ブランマハビヒ ブランマーグナウ ブランマナーフタム
ブランマイヴァ テーナ ガンタッヴャム ブランマ カルマ サマーディナー

ハリヒオーム

普遍の存在(ブランマン)は、捧げる行いであり、捧げ物であり、捧げられる火であり、捧げる存在そのものである。
全ての行いに普遍の存在(ブランマン)をみている人は、完全に真実を理解する。

祈りと共に

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