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物理学・量子力学を「市民のための科学」に・・

今「放浪生活」(一時帰国)状態ですので、本はKindleで読んでます。

最近読んだ本は、「宇宙の見え方が変わる物理学入門」小林晋平著です。
いろいろ読んでいるのですが、この関係の、それ以前に読んだ本は、「入門 現代の量子力学 量子情報・量子測定を中心として」堀田昌寛著です。

「入門 現代の量子力学 量子情報・量子測定を中心として」堀田昌寛著は、「入門」とはいえ、かなり本格的な数式が登場するので、正直言って、私にはハードでした。

「宇宙の見え方が変わる物理学入門」小林晋平著も、同様に「入門」で、数式は格段に少ないのですが、少なすぎて、もう少し数式の説明が欲しいところです。

両者の中間の本が欲しいところです。

知り合いにオーストラリア人の量子力学者がいて、話したことがあるのですが、「量子力学は数式がとても難し過ぎる」と言ったところ、「誰にとっても難しい」との返事でした。まぁ、私の数学のレベルが低すぎて、彼とは話しが成立するところまで行かないのが哀しいところです。

原子力資料情報室の故高木仁三郎さんが、難しい「原子力」のことをやさしい言葉で説明することに尽力されてました。確か、「市民のための科学」「市民科学」とかいう言葉で、象牙の塔の「科学」を一般市民のレベルに普及させようとされてました。とても、同感でしたし、共感しました。

「原子力」に劣らず、わたしたち一般の人間の日常生活にも、本当は密接な関係がある「量子力学」も、高木さんのような観点で取り組んでくれる「科学者」を待ち望んでます。

「宇宙の見え方が変わる物理学入門」の、「物理学」を日常レベルで説明しようとする著者の熱意は、充分に感じ取りました。せっかくですので、続編に期待したいと思います。一般市民のレベルの「市民のための科学」「市民科学」としての物理学を。

3.Nov.24 あまりにもあいまいな-レジリエンシ

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