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映画と睡魔

僕は映画館では必ずと言ってもいいくらい寝てしまう。
かつて映画本編始まる前の予告の段階で寝てしまい、エンドロールで目が覚めるという奇跡的なこともあった。映画だけじゃなく、ポールマッカートニーを東京ドームに見にいった時も記憶を飛ばしたくらいの睡魔が隙間を見つけてすぐに滑り込んでくる。困ったものです。

この睡魔が病的な何かがあるかもと心配した僕は、去年の会社の健康診断でお医者さんの問診の際に相談してみた。
「夜以外の時間で睡魔が来ることが多いのです。映画なんてほぼ寝てしまうんです。」と深刻に言うとお医者さんは「それは映画が面白くなかったんじゃないですか?」と医学的では全くないところからコメントをくださった。なので僕は真剣に答えた「いやいや、だってボヘミアン・ラプソディですよ?」

医学的な治療なく今日を迎えた僕は、新宿の映画館でフィンランドの映画を見た。例に漏れず映画の最中でいつもの睡魔が訪れて僕は受け入れてしまった。決して映画が面白くないわけではないどころか相当いい雰囲気の好きな映画だった。それなのに寝てしまった。
その映画レビューしたかったし映画タイトルを紹介したいが睡魔に負けた僕が口を開かない方が良さそうだと判断した。

それでも映画館の雰囲気やスクリーン、音響の迫力が大好きなので、今後も映画館で映画を見ようと改めて感じた日曜日であった。

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