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春、オンラインで新卒入社。 parkERsの植物と環境問題の専門家/山田大稀さん

4月に突入し、新生活がはじまる時期になりました。
さまざまな催し物の延期・中止、リモートワークが推奨される中、今まで通りの生活ができなくなり不安を感じている方も多いことと思われます。

微力ながら、不要不急の外出を控えこの時期を乗り越えるために、少しでも明るく家での時間を心地よく感じていただきたいと、「おうちでお花見」記事などを公開中です。気が休まるひとときをお届けできればと思っています。

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春、新生活がはじまる季節

さて、今週は4/1からparkERsの一員に加わった新卒社員に注目しインタビューを行ないました。

入社式は延期になり、在宅での導入研修を進めている中ですが、入社初日はオンラインやサプライズメッセージで入社を歓迎!離れた場所でもこんなカタチでコミュニケーションをとることで、スタッフ同士の繋がりを感じられました。

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こんな時だからこそ、できる範囲で日々を楽しむ気持ちは大切ですね。それでは、専門性とやる気にあふれ、かつ丁寧で柔らかな雰囲気をまとう、我らが新卒社員のフレッシュなインタビューをご覧ください!

生き物、そして自然に魅せられた幼少時代

この春からparkERsに新卒社員として入社したのは、山田大稀さん

富山生まれの横浜育ち、大学は金沢、大学院で横浜に戻り、そして春から東京勤務とさまざまな土地で活動してきた山田さん。小さいころから自然や生き物が好きで、特に動物や恐竜が大好きだったという幼少期。そして昆虫、両生類、爬虫類にハマり、飼育に明け暮れた小学生時代を過ごしました。

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趣味は、20代前半にして、なんと盆栽。植物を盆栽鉢に植えて、剪定して…という盆栽の管理の技術を少しずつ身につけているという山田さんは、大学時代には、学生団体(いわゆるボランティア系のサークル)に所属し、東日本大震災の被災地でボランティア活動に出向いたり、「TABLE FOR TWO」という世界の飢餓と肥満の解決を目指した活動に参画。ヘルシーなメニュー開発に関わったり、畑を通して地域住民の方々と交流したり、山奥の耕作放棄地でまた農業を再開したりとさまざまな経験をしました。

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TABLE FOR TWO」のサークルのイベントにて

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東北でのボランティア
松原の再生に向けた竹簀(たけす)作り

学業では、金沢大学の地域創造学類 環境共生コースで、広く環境問題について勉強。研究室では、自然地理学という自然全体を広く扱うようなイメージの分野を専門として勉強・研究したのち、大学院に進み、東京大学大学院の農学生命科学研究科 生圏システム学専攻で、生態学の勉強をしました。

「ざっくりまとめると、環境問題の勉強をきっかけに、自然全体、そしてその中で特に植物の生態を勉強してきました。」

学部時代に、知り合いの先生の研究のお手伝いで、カンボジアの浸水林の調査、ミクロネシアのマングローブ林の調査、マレーシアの熱帯雨林と世界遺産の街の調査に携わるなど、研究熱心で行動家な一面が見える 山田さんです。

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ミクロネシアのマングローブ林
調査地の巨木と記念撮影!

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カンボジアの浸水林
雨季には湖に沈む森の中を歩き、植物の調査


なぜparkERsに?

小学6年生の作文で「森がなくなりマンションが建つなら、マンションの住民がそれぞれ1本の木を育てれば、マンションが森みたいになるんじゃないか」と書いたのが、初めて緑化を考えたときかもしれないと語ってくれた、幼い頃から自然や環境に興味をもっていた山田さんは、実は1年半前からアルバイトとしてparkERsで働いていました。当時の印象を教えてくれました。

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「parkERsを知ったのは、大学院入学のため横浜に戻ってきた時でした。高校生の頃から、大学生になったら青山フラワーマーケットでバイトしたいと思っていたのですが、北陸には店舗がなかったので叶わず金沢の花屋さんでバイトをはじめました。

ちなみに花屋でアルバイトしようと思ったのは、ある漫画に登場する花屋のお兄さんがかっこよかったことと、植物の専門的な知識が、仕事として現場でどのように活かされているのか興味があったからです。」

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大学院に入る時も変わらず花屋を続けたい気持ちがあり、パーク・コーポレーションのリクルートサイトを眺めていたら、parkERsの「緑化」というワードが目に入ってきて驚いたそうです。

大学時代、将来は緑化の仕事に携わりたいと考えていて、その「緑化」と当時好きだった「青山フラワーマーケット」、どちらも兼ね備えた事業があるのか!とはじめて知ったことをきっかけに、アルバイトに応募したとか。

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「アルバイトを始めた当初のイメージは、今よりもまだ若干人数が少なく、少数精鋭の集団というイメージでした。とにかくおしゃれだし、素敵な人しかいないなと思いました。植物の見せ方やデザインもかっこよく、そういったオフィスは初めて見たので印象に残っています。」

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また山田さんが特に魅力を感じたのは、室内緑化をした後に植物をその場所で「育てていく」という考え方でした。

植えるならちゃんと育つ環境でおもてなししてあげなきゃいけない、と思っていたんです。」

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山田さんも当時、人の都合で植物を植える以上、そこでは精一杯植物が生きられるよう配慮すべきだと思っていたため、parkERsのこの考え方に共感したと言います。

アルバイトから、入社を決意

アルバイト時代にはブランドマネージャー梅澤のアシスタントを中心に、parkERsの根幹となるグリーンライフチームのメンテナンス業務も行なうほか、オフィス移転プロジェクトでは移転前と移転後の社員の心境変化などに関するアンケートを自主的に進め発表したりと、限られた時間の中で学生ながら結果を残してきた山田さん。

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就職活動中には、山田さんがどんなキャリアステップを踏んで羽ばたいていくのか楽しみに見守っていたスタッフが多かったのも事実です。

「就職活動では様々な業界・業種の仕事にふれ、いくつかの方向性を考えましたが、parkERsをはじめて知ったときの、「緑化」と「青フラ」の両方を兼ね備えているという点は、就職先を決める際にもやはり大きな魅力でした。

アルバイトとして働かせていただいて、parkERsの仕事をより詳しく知ることができたので、自分がやりたいことが具体化され、また、もっとこういうことをしてみたら面白いんじゃないか、といろいろなアイデアが浮かんできたのも入社を決めた理由です。早くそれをやりたい!と思いました。」

大きな組織ではないからこそのスピード感で、新卒でもアクションを起こせそう!と思ったのも大きかったと語ってくれました。


植物の生態を意識したデザインを形にしたい

室内や都会の中に「公園のここちよさ」を創り出していくparkERsで、今後挑戦してみたいことを聞いてみました。

「大きく分けて2つあります。1つは、僕が学んできた「植物生態学」を活かして、理にかなった緑化の提案をしていくこと。植物の配置やデザインを、自然の形や植物の生態を意識して考え、形にしたいです。ただ、あくまでも最優先は、人が心地よく感じたり魅力的に感じてもらえるようなデザイン性で、説明的にデザインすることではありません。」

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そこで活きてくるのが「植物生態学の知識」「盆栽の技法」。一つの鉢の中で、大自然、宇宙を表現すると言われている盆栽の技法は、自然地理学、植物生態学を学んできた山田さんが、緑を用いてデザインする技法として合っていると実感したそうです。


2つ目は、環境問題・社会問題の解決に繋がる活動をparkERsですること。
緑化空間を増やしていくことで、都市住民はその恩恵を受けることができます。ただ一方で、世界では自然がたくさんあるところで、貧困の問題があったり、緑を減らさざるを得ない状況があるのも事実。

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だからこそ、都市で緑を増やすだけでなくて、世界のそういった問題の解決につながるような仕組みも作りたいと、力強く語ってくれた山田さん。

「parkERsのオフィスが増えることで、世界の問題が解決していく、そんな仕組みを作れたらいいなと思っています。」

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未来のこと、環境のことを真剣に考え行動に移すような真面目な一面に加え、掃除やちょっとした些細なことも丁寧に行なう細やかな心遣いと柔らかな雰囲気に包まれている山田さん。

時に頑固に自分の思う道を進みつつ、謙虚さを忘れない、その人柄からすでにチームの愛される存在となっています。世の中の状況を考えながら、そこで自分のできることを探る、とても頼もしい新メンバーが加わったparkERsに今後もご期待ください!

これまでのparkERsのスタッフに注目した記事はこちらのアーカイブよりご覧いただけます。


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この記事を書いた人は

parkERs ブランドコミュニケーション室
森み
4月から社会人4年目。
何年たっても前進あるのみ!