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活動フィールドの変化についていけるか?【コラム】

この文章を読んでいるアーティストさんの中で、
自分のSNSフォロアーがどこに住んでいる人なのか?
自分たちがYOUTUBEにアップしている動画を見ている人たちが        どの国の人たちなのか について調べてみた人はどのくらいいるでしょうか?

それほど難しい話ではありません。
YOUTUBEには「アナリティック」という機能がありアップロードした各動画や
チャンネルを見ている人たちの簡単な属性を見ることができます。

アナリティックの使用方法参考  https://network.bbtv.com/jp/youtube-analytics/

TUNECOREなどの配信サービスを利用されている方は同様に「レポート」のページでどの国から視聴されているのか?を見ることができます。
見たことがないというアーティストさんは是非一度見ておいた方が良いと思います。


アーティストの特性によって差はあると思いますが、特に海外に向けてプロモーションなどをしていなくても海外在住者が視聴した実績が必ずあるはずです。

国内市場が急速に縮小していく中、海外から興味を持ってもらえる事は
「新たな活動の選択肢がある」という事です。

過去2回の投稿で日本の人口現象など悲観的に見えるコラムを書きましたが
ネガティブな状況だけではありません。

 <過去の投稿は以下>

https://note.mu/park_joint_works/n/n6871853e48fb
https://note.mu/park_joint_works/n/n113d0c0e1dba


ご存知の通り、日本の音楽は世界で類を見ない独自進化を遂げたユニークな音楽文化が形成されています。故に熱心に日本の音楽を視聴している海外のリスナーも沢山います。
日本文化の象徴とも言えるアニメやゲームを通じて日本の音楽を知るリスナーの増加、毎年フランスで開催されるJAPAN EXPOや、アメリカで開催されるアニメ、コミック関連の大型イベント。またBABYMETALやONE OK ROCKを始め、欧州や全米をツアーするアーティストの増加など、海外へのアプローチがしやすい状況が出来上がっています。
特にここ最近ネット上で起きた90年代のJapanese City Popブームによってネット上での日本の音楽への関心は高まっていると言えます。


Apple MusicやSpotify、YouTube, fakebookのなどワールドワイドに展開しているサービスの登場によって海外へのアプローチがしやすくなったのは周知の事実ですが、
Googleに代表されるようなレコメンド機能の発達によって「何もしなくても拡散していく」
状態にあります。さらにYouTubeやFacebookなどSNSなどの機能や特性を知った上で投稿/運用をしていく事でさらに拡散が進み、収益を上げることすらできます。

覚えるのが面倒・・・という声が聞こえてきそうですが
新しいマルチエフェクターの使い方を覚えるよりも遥かに簡単です。

そこにある可能性を拾うか? 見過ごすか? 僕は拾うほうを強くオススメします。

いち早く、次の主戦場の状況を理解して、有効な武器を知り、戦略を立てて

粛々と準備を進めた者だけが生き残れると思います。

過去3回のコラムは市場全体の話が中心でしたが、次回はSNSの使い分けについて

少し具体的に書こうと思います。


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