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47 paper trip #19旅目 「福島県」 by KAMI

今回の旅先は、福島県。
こないだの地震や原発事故など大変な状況の多い福島だけど、福島のことをもっと知りたいなと思って!


福島のひとつ目の切り絵は、こちら。

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はせ川の淡麗醤油中華そば。
日本3大ラーメンの一つである、福島の喜多方ラーメン。
このお店も喜多方にあり、たくさんの方に愛されているみたい。
鶏や青口煮干し、野菜ベース、昆布を合わせたスープは、独特な味わいながらもすっと体にしみる旨さだそう。
トッピングは、定番のねぎとメンマ、たまご、チャーシューだけど、チャーシューのインパクトが凄い。
麺は、中太のもちっとしたちぢれ麺で、これもまた美味しいらしい。
肌寒さがまだ残っている春に食べたくなる一品。

昔通っていた整体の先生が福島出身で、一度福島って何が美味しいか聞いたことがあった。
そしたら即答で「やっぱ喜多方ラーメンっすよ」と仰ったのを思い出したので、とりあえず喜多方ラーメンは外せないなと。
地元の人が美味しいというなら、間違いない!!
このお店も確か、美味しいお店の一つで教えてくれた気がする。
でも切り絵にするまで、日本3大ラーメンの一つとは知らなかったな〜。
九州に住んでいると、とんこつ一択になりがちだけど、美味しい醤油ラーメンも食べてみたいな!

ふたつめの切り絵は、こちら。

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田季野の欲張り輪箱飯。(わっぱめし)
福島の工芸品の一つである曲げわっぱを使ったご当地ごはん。
輪箱飯は、お米と具材を曲げわっぱに入れて、そのまま蒸しあげてできているそう。
このお店は、輪箱飯の老舗店で豊富な種類の輪箱飯が食べられる。
切り絵にしたものは、鮭やいくら、山菜、きのこ、筍、枝豆が入っていて、見た目も華やかで豪華。
ちょうど春っぽい食材も含まれているから、桜が咲き出した頃に行って食べたい。

炊き込みご飯とか、おこわとか味付けされたご飯が何気に好き。
お弁当とか夕飯に出てくるとちょっと嬉しくなっちゃう(笑)。
ガイドブックで見かけたときは、あ〜!これ食べたい!っと直感で思った。
わっぱを使っているからか、見た目が華やかなお弁当みたいで、なんか特別感というか、非日常感を感じていいな。
これからお花見シーズンだし、食材も春の旬が多いから、桜を見に行く日に食べに行きたいねえ。


最後の切り絵は、こちら。

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三春町の三春滝桜。
福島は、意外と桜の名所が多い。
ここも代表的な桜の名所の一つであり、日本3大桜の一つでもある。
大正11年に初めて国の天然記念物に指定されて、今年はちょうど100周年になるんだとか!
アニバーサリーイヤーということもあり、今年はイベントも開催されるみたい。
全体で見ると凄くずっしりとした滝桜で、生で観たら深い歴史と揺るがない強さを感じられそうだ。

やっぱり春なんだから、桜を観なければ!
そう思っていたけど、まさか福島にこんな立派な桜があるとは思わなかったな〜!
本当に世の中には、知らないことばかりだなと思うし、知らないことばかりだから面白いとも感じる。
毎年桜を見てはいるけど、花が滝のように垂れ下がっている滝桜は、観たことないから生で観てみたい。
そして桜を観ると、不思議と一年の振り返りをしちゃいがち。
昔は出来なかったことを悔やみがちではあったけど、ここ数年は「年度末までよく頑張ったな〜」と心の中で自分を褒められるようになった。
年月を重ねるってことをマイナスに捉えちゃうこともあるけど、時間が経ったからこそ得られる変化もあるから、年月を重ねることも悪くないな。

そんな感じで、今回の福島の旅は、終わり。
次は、どこに行こうかな。


この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、長野県〜長崎県〜高知県〜埼玉県〜鹿児島県〜宮城県〜島根県〜山梨県〜京都府〜鳥取県〜栃木県〜福井県〜青森県〜北海道〜千葉県〜沖縄〜福島県を旅しました。次の旅もお楽しみに。

KAMI
切り絵作家。
https://www.instagram.com/kami_memor_art3

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