大山莉奈「1」

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油彩画家の大山莉奈さんによる ZINE が、活動拠点の北海道から届いております(遠路はるばる!)。

油絵と言ってもそのスタイルは自由で、いわゆる油絵の『美術』、『絵画』という先入観は飛び越えてきます。『壁』や『道』をはじめとする『景色』がモチーフ。大山莉奈さんの絵は、頭の中で記憶があいまいに重なって、もう1つの仮想現実的レイヤーが生まれてしまったという感じ。油絵の魅力というか特徴は、このレイヤーにある。誰かの物語と誰かの物語。昨日と今日。オンとオフ。良いも悪いも全部、筆でタッチすることになる。隠せない明日が描かれていく。最終的にジャクソンポロック並みにカオスになっていく大山さんの頭の中を覗いてみたい。

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風景写真と、絵で構成された ZINE『1』。
写真も実は、形には残らないレイヤーが存在しています。ファインダーの向こう側に。そのレイヤーのあり方と、大山さんの絵のレイヤーのあり方が、きっと似ているんだと思う。対比しても違和感のない景色の連続。

見えないもの、映っていないものを楽しむのもアートの楽しみ方の1つ。重要な役割。その入門編として『1』いかがでしょうか?

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店頭で売り切れたのを再入荷してもらいました。はじめてオンラインに出します。お急ぎを。

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サイズ:12.3cm × 16.5cm
ページ数:27P

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アーティスト紹介:大山莉奈 / Ooyama Rina
長野県松本市生まれ、北海道札幌市在住の油彩画家。
油絵独特の立体感や唯一無二の色彩を、思う存分楽しんで枠いっぱいに表現しています。

https://rina08ma.wixsite.com/mysite

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