satsukim 連載 『ひびときめき、きょうてりやき』 〈27〉
大の字になって、床でごろごろしたくなるようなお天気(めっちゃ晴れ!)が続く。
空が真っ青で、月がより白く見える。
夕方になると、家の前の山が赤くなる時期がやってきた。
ここ数日、人に会わずに家で仕事や作品と向かい合う時間が続いている。
犬はすごいいびきをたてて、おなかをだして寝ている。くー、犬になりたい。
ちかくを散歩していると、同じマンションのおばちゃんや、近くの小学生の子やおじいちゃんなんかによく話しかけられる。
最初は、そういうことに慣れていなくてどぎまぎしてしまっていたけど、内心はうれしい。
このあいだは、近所のおばちゃんにいってらっしゃーいと見送られ、小学生くらいの男の子に何してるの?って話しかけられた。
最近、犬が犬らしくなってきて、マーキングのために土を掘る仕草をよくする。ちょうどその瞬間を見られたのだった。
自分も、犬や赤ちゃんを抱えたお母さんなどを見るとニコニコしちゃうんだけど、ああ、こういう気持ちなのかなあって思ったりした(みんながみんなそうじゃないとは思うけど)。
話しかけられることが嬉しい、というよりは、その場所とじぶんが、犬によってすこーしつながる感覚があるのかな。それが嬉しいんだな。面白いな。
来週、横浜であるイベントがはじまります。
週明けにはお知らせできると思うけれど、この夏から担当の方とずーーーっとすこしずつすこしずつ作ってきたものたちが、やっと形になる。
どきどきするし不安もすごくあるし、走って逃げ出したくなるときもあるけど、最後の1週間、しっかりとがんばるので、ぜひ見にきてくださいネ。
鹿児島での展示も、20日からはじまりまーす。
年末まで、駆け抜けるぞ〜!
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