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EVERYTHING FLOWS #50 by illustrator はるやまひろし

—— 当時、名前が知られてないバンドでこんなすごいバンドがいるんだ!ということにもびっくりした。

絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。

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2022.04.23(SAT)
ARTIST : CLAP YOUR HANDS SAY YEAH
ALBUM : CLAP YOUR HANDS SAY YEAH

CLAP YOUR HANDS SAY YEAH
アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身のロック・バンド。2004年結成。2005年に「CLAP YOUR HANDS SAY YEAH」でデビュー。現在はペンシルベニア州フィラデルフィアを拠点にアレック・オンワースのソロプロジェクトとして活動している。

もう消されたらしい NY ブルックリンの壁の落書きが由来と言われる、出来すぎた話にしてご機嫌な名前をもつバンドのデビューアルバムは、不思議な魅力をもったマジカルなアルバムだ。

タワーレコード渋谷店の試聴機ではじめて『CLAP YOUR HANDS SAY YEAH』の音楽を聞いた時のことは忘れられない。

聞いた瞬間に世界の時間が緩く、遅く、、スロウに、、、なったんだ。実際のテンポはそんなに遅くないんだけど。確かに時間が歪んだんだよね。歌い方はへんてこりんだし、バンド全体も酔っ払って儀式をやってるようだし、聞く程に、謎が深まっていくような気がした …。



🎧 Clap Your Hands!


🎧 Let the Cool Goddess Rust Away

めちゃめちゃいいな。

アレック・オンワースによるへんてこりんな歌い方と、世界観、実現化させるバンド。聴き始めてその世界に入ってしまえば、このアルバムの中で歌っていたいような、踊っていたいような、頭は冷静そのもの。酔っぱらっているような、覚めているような。

基本はへんてこりんなんだけど、時折コンテンポラリーな響きが聴こえてくるのが爽やかだった。

このアルバムは、たくさん聞いて楽しんだね。人にもたくさんオススメした。

当時 CLAP YOUR HANDS SAY YEAH は音楽雑誌では情報がなくて、その時はサブスクもなく、ネットで情報収集ということもなかったから、試聴機で存在も名前も音楽も全てを知った。

1つの要因としては、レーベル無所属(地元アメリカでは今でも)で活動してるということもあるかもしれない。口コミで評判を呼んで渋谷のタワレコにあったって感じだと思う。再入荷は未定ですってポップがあった。

おとぎ話のような興味深い話も面白いバンドだけど、そんな話のようにチャーミングなアルバム。

音楽がいいから。聞いてみて。

🎧 The Skin of My Yellow Country Teeth

当時、名前が知られてないバンドでこんなすごいバンドがいるんだ!ということにもびっくりした。より多くの音楽に出会いたいと思ったのを覚えている。そして沢山の音楽に出会えたんだ。

🎧 In This Home on Ice



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はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama

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