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連載 『Favorite method』 by 高橋彩華

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世界中にコレクターがいるアメリカの食器ブランド『Fire-king』をはじめ、暮らしの道具をこよなく愛するイラストレーターの TAKAHASHI AYAKA。『自分の好き=My …
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記事一覧

Favorite method #18 | チューリップ柄のグラス | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 まだ7月半ばですが、毎日暑いですね。グラスに氷をいれる頻度も増えてきたので、今週もガラスの懐かしいグラスをご紹介。 手に入る範囲で、古いものが好きなんですが、きっかけは昭和レトロからでした。 アデリアグラス、佐々木グラス、リサイクルショップや昭和雑貨のお店なんかにいくと見かけるこういうグラス達。 昭和に流行ったのものに、ノスタルジーを感じたり、惹かれるのはなんででしょう。Fire-King をはじめ、アメリカやヨーロッパ、東南アジアの古いものな

Favorite method #17 | サワークリームグラス | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 TAKAHASHI AYAKA 個展 " Favorite method " 開催中です。 原画や集めてきた食器や小物をたくさんの人にみてもらって、触れてもらえて、会期中ですが既にひっそり感動しています。 今回は日常使いにおすすめのヴィンテージグラスをご紹介。前回に引き続き、アメリカの食器メーカー・ヘーゼルアトラス社から “サワークリームグラス” をおすすめします。 サワークリームグラスは当時のアメリカ、1950〜70年代(40年代からという

Favorite method #16 | ガラスのりんご型プレート | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 PARK GALLERY での個展がもうすぐ始まります。この連載のタイトルでもある『Favorite method』をテーマに原画や連載で紹介していった食器や集めてきたもの達をリアルで見ることができます。気軽に遊びにいらしてくださいね。 今日紹介したいのは、ヘーゼルアトラス社のオーチャードシリーズ “りんごのプレート” です。 この投稿の作成時もちょうど個展の準備で製作中でした。連載のためと言い訳して、こもった部屋から外へ出て休憩にパン屋へ行き

Favorite method #15 | Fire King のリブドマグ2 | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。6月もあっという間ですね。 雨が降ったときは家の中で癒されよう〜。なんて、Fire King(ファイヤーキング)を絡めた室内のお気に入りシーンを紹介しようと思ったのですが、こんなに天気がいい日が続くと外へ出かけてしまいますね。そろそろ夏のイベントも多くなる頃で。 とはいえ、暑すぎても涼しい部屋に篭るもの。インテリアとしてもヴィンテージの Fire King は手をつけやすいですよ。 Fire King の中でもスタッキング(重ねて収納)できるマグ

Favorite method #14 | ピーチラスターのキンバリーマグ | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 今週も Fire King(ファイヤーキング)より。 『キンバリー』シリーズの “ピーチラスター” のマグをご紹介。 『キンバリー』とはアフリカのダイヤモンドの産地として有名な南アフリカ共和国の都「Kimberley」のことだそうです。特徴的な 凹凸 模様もダイヤ形ですね。ゴツゴツとした形が特徴的です。初めてみたときは恐竜的なワイルドな感じを受けました。 Fire King の中でも定番人気の形なのでたくさん見るうちにポップな姿がたまらなくなり

Favorite method #13 | マリー・ローランサンのグラス | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。今週は、涼しげなグラスをご紹介。 画家 “マリー・ローランサン” の作品がプリントされたグラスです。 ローランサンの描く女性達の虚な目と真っ白な肌、柔らかい身体が大好きです。実はグラスはネットオークションで手に入れて、ローランサンの絵を知ったのもそれがきっかけでしたから、展覧会や画集などで作品を実際に目にしたのはその後でした。グラスのこの顔、女性にピンときて、ローランサンの作風に惚れたんですね。 ローランサンの作風というとフェミニンにも感じますが、

Favorite method #12 | ピーチラスターのフルーツボウル | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 本日は前回から引き続き Fire King(ファイヤーキング)の『ピーチラスター』のアイテムをご紹介します。 選んだのはピーチラスターの “フルーツボウル” です。 ラスターのパール調な光沢が 凸凹 のバブルと相まって光の感じがツルツル、ピカピカ、チュルチュルです。 連載『Favorite method』で、#11#12 と続けてご紹介しましたが、ピーチラスターの眩しさは伝わったでしょうか? ファイヤーキングは結構リサイクルショップにもブラン

Favorite method #11 | ピーチラスターのシェルボウル | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 天気がいいと真夏日のように感じますね。 すごく暑かった日に、外でアイスを食べましたよ。 今週も Fire King(ファイヤーキング)からピックアップ。ピカピカ眩しい、オレンジカラーが、一度見ると忘れない『ピーチラスター』の食器をご紹介。 『ピーチラスター』の “ラスター” とはこういった光沢のことらしく、昭和レトロな食器やガラスものでもラスターという名前のものがあり、こんなふうなパールがかった色味をしています。貝の裏側みたいですよね。このラス

Favorite method #10 | Fire King のディナープレート | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 本日は Fire King(ファイヤーキング)からアイボリーのディナープレートをご紹介。 シンプルイズベスト、どーんと。 象牙色のあたたかみのあるこのカラーをアイボリーと呼びます。Fire King の中でも初期からあるカラーで、じわじわと、アイボリーが好きになりました。(最初の頃は黄ばんでるんじゃ ... と思ったときもあった) どんな料理にもあたたかみを与えてくれる姿は使ってもよし、懐かしい色味は室内に古き良き空気を醸し出してくれるので飾

Favorite method #09 | Sunrise のサラダプレート | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 今週は Fire-king(ファイヤーキング)の1949年〜62年製の『Sunrise(サンライズ)』というシリーズのサラダプレートを1枚ご紹介。 ミルクガラスで有名なファイヤーキング。 ミルキーな乳白色のガラス地の艶と透け具合に魅了されているファンが製造が終わった今でも世界にたくさんいるんですよ。 マグはもちろんですが、プレートもファイヤーキングは種類が豊富です。50年以上も前のプレートも耐熱製で丈夫なおかげか今も使う事ができます。サンライズ

Favorite method #08 | ヴァロットンの蕎麦猪口 | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 GW は楽しく過ごせましたでしょうか。 美術館やギャラリーに展示を観に行った方も多いかもしれませんね。 連休中は混むからいかない派の方やこれから休みが来る方もミュージアムショップのグッズや今やってる展覧会がより楽しみになる一点をご紹介。 今回は三菱一号館美術館で行われていた『ヴァロットン ― 黒と白』展で購入した蕎麦猪口を描いてみました。 (会期 / 2022.10.29 - 2023.01.29) 蕎麦猪口にヴァロットンの代表作ともいわれる『

Favorite method #07 | 染付のお皿 | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 桜もすっかり散って緑がかってきましたね。 もう少ししたら雨模様の月もすぐにやって来ますね。 日本に四季があってよかったと、毎季節深々と想っています。 私の持っている和食器のなかに、いたって簡単な家と木が描かれた中皿があります。 白地に青い絵柄の染付のお皿です。 肩の力がぬけるような絵柄が素敵でしょう ^ ^ ファイヤーキングと一緒に普段使いしています。 この皿は印判(いんばん)のもので転写して同じ柄を量産しています。 とはいえ、手作業での

Favorite method #06 | ポルカドットのショートマグ | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは! 今回もミルクガラス(乳白色のガラス)のマグから Federal 社のポルカドットのショートマグをご紹介。 赤い丸が室内を明るくしてくれます。正真正銘のレトロな大ぶりのドット柄。ポップなデザインですが、ありそうでないこの質感。プラスチックでもなく陶器でもない、クリアなガラスとも違う乳白色のガラスです。 ちなみに『ポルカドット』とは 『水玉模様』のことだそうです。ポルカダンスのポルカだとか、色々と出てきますが、ドットの歴史は古く、日本ではドット柄の

Favorite method #05 | Ziggy のコーヒーマグ | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。 今回は『Fire King』から “Ziggy” のコーヒーマグをご紹介。 Ziggy のコーヒーマグをセンターに置き、同じくミルクガラス(乳白色のガラス)のコップらもイラストに。後ろの大きなジギーも私物のソフビ人形です。体のほとんどが頭(鼻...?)に、大きなあんよ。ほぼ三頭身の姿。この子が Ziggy です。愛くるしいフォルムをしています。 ー アメリカ生まれの Fire King にはアメリカの様々なキャラクター達のグッズマグもたくさんあ