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Vol.29 嫉妬の効用

Un peu de jalousie éveille un amour heureux qui s'endort.
(Madame Deshoulières)

ちょっとした嫉妬が、眠っている幸せな愛を呼び覚ます。
(マダム・デ・ウリエール)


【語彙】

  • un peu de + 名詞 : 【数量冠詞】少しの~

  • jalousie(f) : 嫉妬

  • éveiller : 動詞 éveiller ((感情・能力などを)呼び覚ます、目覚めさせる) の三人称単数現在形

  • faiblesse : (f)弱点

  • un:【不定冠詞】1つの~、ある~(後ろに男性名詞が続きます)

  • amour : (m)愛

  • qui :【関係代名詞】~するところの

  • →A (名詞)qui B(動詞) :の形で、「BするA」の意味。先行詞を修飾します。

  • s'endort :  動詞 s'endormir (眠り込む) の三人称単数現在形

【メモ 】

📝
各々の語は複数の意味を持ち合わせています。
ここでは、文脈に沿って一番ふさわしいと思われるものを選ばせていただきました。

【略語】
(m) = masculin 男性名詞
(f) = féminin  女性名詞
(pl) = pluriel   名詞の複数形


【マダム・デ・ウリエールとは?】

マダム・デ・ウリエール(正式名称はアントワネット・ド・ラフォン・ド・ボワゲラン・デ・ウリエール)は1638年1月1日にパリに生まれ、1694年2月17日に同市で死去しました。マドモアゼル・ド・スクデリのサロンに出入りしていたフランスの文人女性です。

同時代の人々は彼女を「10人目のミューズ」と呼びました。当時、彼女は(女性として)アカデミー・フランセーズの会員になる資格はありませんでしたが、会期中に彼女の作品のひとつが朗読されました。


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