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「お別れが近づくと見られる8つのサイン」に思う

看取りについて調べたら、ヒットしたのは「宇都宮市の在宅療養パンフレット」でした。パンフを何度も読み返しながら、今の心境を留めておこうと思います。


旅立ちのときが近づくと…宇都宮市在宅療養看取りパンフレット



死期は自分でも決められないもの

両親、二人に見られているサインはどちらも「食事の量」です。昨年までの父は、牛ステーキを好んで食べるほど元気な老人だったので、こんなに一気に食事の量が落ちてしまったことにびっくりです。

母は、ドロドロ食しか食べられませんが、割合的に補助食のエンシュアが主流になり始めています。

死期は自分では決められないものだとしても、とても切なく寂しい気持ちになります。

看取りパンフを読むと母の症状が進んでいるように感じます。

宇都宮市在宅療養パンフレット

宇都宮市のパンフレットでは、旅立ちの時が近づくと現れる症状を8つに分け説明しています。ぜひ、活用ください。

眠っている時間が長くなります。

父も母も昼寝が長くなった…と感じます。一日中寝ている…という日は今のところないので、注意深く様子を見たいと思います。

体力の低下により、起きていることが難しくなります。
1日のほとんどを眠って過ごすこともあります。床ずれができやすくな
るので、時々身体の向きを変えてあげましょう。
無理に起こす必要はありません。

宇都宮市在宅療養パンフレット

◇つじつまが合わず、いつもと違う行動をとったり、興奮したりすることがあります。

母は、失語したのです(意味不明な言葉をしゃべったりはします)が、父は普通に会話はできるものの、頑固さが際立つようになりました。否定せず、うんうん言いながら、私もイラっとモヤっとしながら…やってみます(笑)

否定したりせず、そばで優しく見守ってあげましょう。また、ベッドから転落するなど、突発的な行動をすることがあります。心配な時は訪問看護師等に相談しましょう。

宇都宮市在宅療養パンフレット

◇食事摂取量が段々と少なくなり、時には全く口にしないときもあります。

両親ともに、今、ここですね。母は、父の状況よりも更に進んでいます。

食欲が低下します。ご本人が食べたいときに好きなものを少しずつ食べさせてあげましょう。

宇都宮市在宅療養パンフレット

◇排泄のコントロールが難しくなります。

母はずっと紙おむつを利用しています。要介護5です。父は排泄面は問題ないようです。

筋力が低下するため、失禁がみられます。時間を見ておむつを交換してあげましょう。また、尿量が減少し、時には全く出ないこともあります。

宇都宮市在宅療養パンフレット

◇唾液や痰がたまり、呼吸の際にゴロゴロと音がしたり、苦しそうな声がもれたりします。

両親共に、ここには至っていません。

水分量が少ないため、こうしたことが気になる場合があります。痰が上がってくるときは、身体を横向きにしたり、上半身をやや上げるようにしてあげましょう。

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◇手足が冷たくなり、白~紫色になってきます。

両親共に、ここには至っていません。

血液の流れが悪くなっています。やさしく身体をさすったり、手を握って話しかけたりしましょう。

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◇呼吸が不規則になり、時には数十秒ほど止まることもあります。

両親共に、ここには至っていません。

肩やあごを動かすような呼吸は、旅立ちが近づいているサインです。苦しそうに見えますが、本人は苦痛を感じていないと言われています。見守ってあげましょう。

宇都宮市在宅療養パンフレット

◇呼びかけに対し反応がなくなります。

両親共に、ここには至っていません。

身体を動かすことが難しくなっても、聴力は最期まで残ります。皆さんの呼びかけはご本人に聞こえています。感謝の言葉をかけたり、好きな音楽を流してあげましょう。

宇都宮市在宅療養パンフレット



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