それ、本当に”大したことがない”の?無能キャラを演じるクセとさよならしたい
とある方に、SNSについて教えて欲しいと相談があり、会いに行った。何もできなかった。
人前で自分の考えを主張したり、相手にわかりやすく説明する、という行為ができない。
帰ってから、こりゃあ、フリーランスで生きていくのは無理だな、と思って泣いた。
せっかく、私のブログやInstagramを見て、直接お会いしたいと声をかけてくれた方なのに。
個人で仕事を請け負いたい…と思っていたところに舞い降りた、飛び上がるほど嬉しかった事案なのに。
力になれず、情けなくて泣いた。
「SNSをしなきゃしなきゃとは思うんだけど、うちみたいな小さな店は、毎日の業務で精一杯で、代わりにやってもらえたら、とても助かるんですよ…」
「そういうお店、多いと思う。きっとこれ、仕事になりますよ!」
と言ってくださって、私にとってはブログもInstagramも趣味みたいなもので、そんな発想はなかったので、目から鱗だった。
でも、やってみたい!と思った。
知られざる素敵なお店の応援やPRは、5年間ブログ(新潟の喫茶店やカフェをレビュー)で勝手にやっていたことだし、実は本当にやりたいことのように思えた。
気が付けば、自分の「できないこと」アピールをしてしまっていた
そんな素敵な可能性のお話の中で、私、何をしたと思う?
「いえいえ、自分は大したことない人間なんです、これもできないしあれもできないし…」
と、気が付けばひたすら、無能アピールをしていた。
直接対面をして話すと、もう必死で、相手のお話を聞くので精一杯で、雰囲気に飲み込まれて…。
「この方は、一体何をしてほしいんだろう?」とニーズを汲み取って、即座に「ではこんな形はどうですか?」と提案をすることが、全くできなかった。
コミュ障、恐るべし。
「Instagramもすごく上手にされていますよね、ブログだって、センスもいいし、もうプロの仕事ですよ。1,000以上フォロワーがいるって凄いですよ!」
と褒めてくださっているのに、なぜか、こんな私が相手の期待に応えられるのか?迷惑をかけないか?失望されないか?相手を満足させるだけの力があるのか?不安で、こわくて。
今の自分には、実績が何もないから、褒められれば褒められれるほど、なんだか自分が何もできない人間だと突きつけられるようで、みじめになって。
だってね、ネットを見れば、Instagramはフォロワー1万人以上いないとリンクを貼れるようにならないからカス(そこまでは言っていない)と書いてある。
フォロワー1,000人、10分の1の私は、”大したことがない”でしょう?
ただ喜んで欲しかった、「すごいね」と微笑んでほしかった。幼少期から根付く、自己肯定感の低さ
根っこの部分に、何をやったところで、きっと自分ができたことって、みんなできるし、この程度でエヘン、と誇ることは恥ずかしいことだと擦り込まれている。
子どもの頃に、「おかあさーん!おかあさーん!見て見て!これ作ったの!」と見せると、そんなのは大したことがない、みんなできること…。もっとこうしないとだめ、と苦笑されていたからだろうか?
いくら頑張っても、満たされない病を抱えている気がする。
私の脳にこびりついている、幼少期に生まれたであろう自己肯定感の低さは、もうどうにもならない。
でも、自分で自分を認められるようにしたい。
だって、落ち着いて考えてごらんなさいよ?あなたのつぶやきを、あなたの写真を、1,000人の人が見ようとしてくれているんだよ?いや、とんでもないことだよ、”大したもん”だよ、あんた。応援してくれている1人ひとりを、忘れちゃいけないよ。
ほら、横浜流星さんだって、
「自分の価値は自分で決める」
と言っていたじゃない。(ドラマ:「着飾る恋には理由があって」より)
そう、私、今のままでも、結構、すごい!無価値じゃない!
今の自分ができることを、考えてやっていくことにした
というわけで、申し訳なさと、罪悪感と、低気圧にやられた私は、しばらく休養した。
そうして、今は、徐々に回復し、今の私ができることを、この不完全な状態で、やっていくことにした。
まずは、noteにお仕事依頼のページを作ってみる。
もっとこうした方がいい…は、きっとあるけれど、まず形にすること。一歩。はなまる◎
お店のSNS作成や、PRのお手伝いも、最初は無料でやらせてもらうのか?どんなことをするのか?具体的な金額はどうするか?メニュー表を作ってみようと思った。
口で説明できないのなら、書いて渡して、目に見える形で私も相手も安心できるようにして、足りない分を補足して説明するように。目線が私の目ではなく、手元(紙)に行って、緊張が解れるように。
うつ気質、不器用、コミュ障、一体何十苦なんだよ…と思うけれど、できないことばかりに目を向けていても仕方がない。
雨が上がったら、また作りはじめよう。ひとつひとつ、こりずにめげずに。何度倒れても、何度だって立ち上がる。あなたは強い。
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