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なぜ成功例に学ばないのか?


成功するには、成功する人から学ぶのが近道。

こんな言葉、耳にタコができるほど聞いたことがあると思います。寿司の握り方を学ぶなら寿司屋、ギターを上手くなりたいなら本格的なバンドに入る、英語を話したいなら留学する、どれも世の中の成功者が語ることであり、真実だと思います。では、企業が成功するためにはどう?

成功している企業に学ぶ…ですよね?

「こう取り組めば、企業は成果をあげる」

企業が成果をあげるためにどうすれば良いかという問いに対する答えは既に存在しています。ドラッカーが「マネジメント」を世に送り出す前から分かっていました。ツァイス社やIBM社、彼らの成功は既に世の中に知られていました。実際、いくつかの企業は成功者の話を参考にしました。成功例から学び、取り組んだ企業は必ず成果を上げたと言います。

それなのに、それではなぜ・・・

なぜ成功者から学ぼうとしないのか?


多くの企業は成功例を参考にしません。成功している企業から学ぼうとせず、独自の方法で突き進み、結果失敗してしまいます。成功したいなら成功者から学ぶのが最も効率的なはずです。それなのに、どうして避けてしまうのでしょうか。めんどくさいから?努力していないから?

でもおかしいですよね。
成功事例に学ばないなんて。
過去問を一度も解かずに大学を受験するようなものです。受験ならまだやり直しが効きますが、企業の失敗はそう簡単にやり直せるものではないはずです。

なぜ企業が成功例から学ぼうとしないのか?

ドラッカーは「企業が成功者の事例を避ける本質的な理由」を探りました。



◆補足 成功したいなら成功者から学び、行動すべき

今回は「人は最大の資産である」というパートの序章として書かせていただきました。次回以降よりより深く説明させていただきます。

今回、ドラッカーは「なぜ成功例に学ばないのか?」と疑問を投げかけたのは、多くのマネジメントを行う者達でした。でも、これ、私のような普通のサラリーマンにも当てはまると思います。というのも、(成功を自由に幸せに生きることと定義すると)世の中には誰から見ても「成功している人」って存在していますよね。堀江貴文さんやメンタリストDaiGoさんなどは明らかに成功者の部類です。そしてそんな彼らのように成功したい人は多いです。YouTubeで彼らの登録者が100万人を超えていることからも明らかです。でも、私も含めて多くの人は学んでも、具体的な行動までは起こそうとしません

どれだけ再現性のあるビジネスアイデアをもらっても、実際に行動しようとはしません。成功哲学を学んでメモしても、次の日には忘れてしまうものです。学んだつもりになっているんです。本当に学んだなら具体的な行動にまで落とし込まないといけないのに。

陽明学の学説に「知行合一」という言葉があります。意味は、知識と行為は一体だということ。真の知識は実践によって裏づけられていなければならないということです。

成功者とそうでない者を分けるものの一つに、行動まで落とし込むかどうかだと思います。成功者の話はあくまで手段です。成功者の話を聞いてもちゃんと行動しないと意味がありませんよね。知行合一でないと意味がないのです。

学び、行動する。


私自身も心がけます。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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