ぱりかん旅25 〜ラオス ルアンパバーン編〜
2019年8月、ラオスの「ルアンパバーン」へ行きました。
ラオスはニューヨークタイムズで「世界で一番行きたい国」に選ばれたことがあるほどファンの多い国です。日本にいると名前を聞くことがほとんどありませんが、何人もの旅人がここに沈没(旅を辞めてしまうこと)してしまったとか・・・。
先に感想だけ言うと、「ハマる気持ちはよくわかる!」です。抽象的ですねw。振り返っていきましょう。
▼大阪→ラオスへ行く
タイの空港を経由して6時間、ラオスに到着しました。
空港で1万5千円を現地通貨キープに両替、タクシーでホテルに向かいます。
ホテル:Saynamkhan River View
キングサイズベッド1つ、テレビやエアコン空調やWi-fi付き、朝食付きで3泊9,020円、コスパ最高の快適ホテルでした。
▼ルアンパバーン観光スタート
ルアンパバーンは街丸ごと世界遺産。
高い建物は制限されており、フランス植民地時代に建てられた建物や多種多様な植物によって町全体に風情があります。
何より「車のクラクション」の音が聞こえないことに驚きました。
中国やフィリピンなどアジア圏の国を歩けば聞こえる車のクラクション音ですが、この街にはありません。というか、みんな時速30キロも超えないぐらいゆっくりと運転しています。これは国民性なんでしょうか。
▼プーシーの丘へ
300段を超える階段を登って、プーシーの丘を目指します。
緑の多い道を上に登っていくと・・・
たくさんの人々がいます。
「おおおおぉ!」
森の中にひっそりと佇む小さな街はどこか懐かしさがあります。
▼ユートピアへ行く
ラオスに行く観光客の多くが訪れるという「ユートピア」
場所は少し分かりづらいため、Googleマップを頼りに進みます。
路地裏を進んでいくと・・・
「あった!」
中に入っていきます。
「なんて素敵な場所なんだ・・・」
「ラープ」「カオニャオ」というラオス料理とラオスビールを飲みながら、のんびりと時間を過ごします。ここにいるとゆっくりと時間が流れていることが分かりました。暑くなく、寒くなく、丁度良い気温だったことも手伝ってまったりくつろいでました。
全部で67,000kip(約1,000円)
安い!!この素敵な場所代も考えたら大満足でした。
(結果的にこの店は3日連続で通うことになります。。。)
▼夜の街歩き
異国の夜は危険というのが常識ですが、ルアンパバーンは危険な雰囲気が全くありませんでした。
多くの観光客が昼間と変わらず歩き回っています。
と言っても、飲み以外に遊べるスポットもなかったので、マッサージ(約900円)に行き、その日は眠りにつきました。
(マッサージはメチャクチャ痛かったw)
▼2日目は5時に起きて托鉢へ
ラオスは仏教国。
毎朝5時30分ごろから街中をお坊さんが歩いて回ります。町の人々は仏教徒に対して、カオニャオというもち米を与えていきます。
私は朝5時ごろに起床して、このイベントに参加しにきました。
少し待っていると、お坊さんがやってきました。
私もそそくさをお米を手に取り分け与えていきます。
ピンクのしゃもじで少量をお坊さんのカゴに直接入れます。
お坊さんはカゴにご飯がいっぱいになったら、街中にあるご飯入れにお米を放り込みます。この日はポツポツと雨が降っていましたが、そんなことは関係なかったようです。ちなみにここに放り込まれたご飯は貧困層の食料となるそうです。
ルアンパバーンの托鉢は観光客向けにアレンジされています。托鉢の事情については事前にちきりんさんの記事を読むとよく分かります。
▼クワンシーの滝へ行く
ホテルに戻り仮眠を取り、朝食を食べて、クワンシーの滝へいきます。
「アジアの秘境とはこのことか!!」
エメラルドグリーンの池はとても美しかったです。ちなみに水着があればここで泳ぐこともできます。持ってこればよかった・・・。
一番奥まで行けば滝を見ることができます。
▼寺院巡り
ラオス市内に戻ってきて、寺院を巡っていきました。
正直、特別すごいということはありません。観光客も少なかったですね。
▼ナイトマーケット巡りと晩御飯
ラオスの大通りは夕方になると多くのテントが張られ、ナイトマーケットが始まります。
夜はカオソーイ(辛み抜き)とラープ(ピリ辛)にしました。
カオソーイは当たりでした!日本でいう担々麺スープにきしめんが入っている味で癖になる美味しさです。でもラープがめっちゃ辛かった。アジアのピリ辛は当てにならないとつくづく思います。
▼3日目は朝からヨガ体験
レストラン「ユートピア」では、朝7時30分から1時間かけてヨガレッスンに参加することができます。河と森を見ながらのヨガです。
参加費520円で約1時間。
かなり疲れましたが、朝から森の中でヨガをするのはとても気持ちいい。虫だけちょっと気になりますw。
▼ルアンパバーン国立博物館(王宮博物館)
ラオスがまだフランスの植民地だった頃、当時のラオスの王様のために建てられた宮殿が博物館として展示されています。
中は写真NGですが、正直微妙でした。ラオスに対する知識が乏しいばっかりに、その価値を理解できませんでしたね。
詳しく知りたい方はちきりんさんの記事が参考になります。
▼「ラオス不発弾処理センター」へ行く
観光中に知り合った日本人男性と一緒に「ラオス不発弾処理プロジェクト・ビジターズセンター」へ行きました。ここはベトナム戦争でラオスに落とされた爆弾(特に不発弾)の資料センターとなっています。
まず目に飛び込むのは、リアルな爆弾。想像以上に大きかったです。
中に入ると今は使用禁止されているクラスター爆弾も見ることができます。この小さなボール一つ一つが爆弾だなんて恐ろしい。
▼4日目(最終日)はアクセサリーを作る
朝から腹痛で目が覚めました。
朝食も喉を通らず、ホテルの受付で机に伏せて寝込んでいました。と言いつつも飛行機まではまだ時間があります。辛い体に鞭を打って、気になっていたアクセサリーショップへ行きました。
途中、穴が空いた橋を渡ったりしながら向かいます。
到着。
アクセサリー作りを体験しました。
作り方は超簡単。
①紐に結び目をつける。
②アクセサリーを紐に通す。
③①②を10回ほど繰り返す。
④余分な紐をカットする。
⑤完成!
店内には私一人しかおらず、14歳ぐらいの女の子に教えてもらいながら作りました。(ラオスでは学生でも夏季休暇中は店の手伝いをするそう)
ラオスの生活事情について色々聴きながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。
帰りは船でホテルに向かいます。この船を漕いでくれたのも17歳の男の子でした。みんな本当によく働くなぁ。
ホテルでタクシーを呼んでもらい、空港に向かいました。結局、腹痛はずっと治らずに、空のトイレに3回お世話になりました。
▼おわりに
ラオスのルアンパバーンは一人旅にオススメの国です。
危険を感じることもありませんし、街がコンパクトで移動しやすいですし、何より親切で優しい人が多い。ホテルのスタッフ、レストランの従業員、ナイトマーケットの商人、皆が皆優しい人でした。
ルアンパバーンには大きな観光スポットはありませんが、自然と人を求める方にはオススメの国です。
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