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エネルギーとしての水素 (Green vs Grey vs Blue)

お久しぶりです、ぱりしゅわです。
前回からかなり時間が空いてしまいました。反省。
そして今回は水素の話 (前回のバイオ燃料の記事、書き終わってないけれど…)。自分の備忘も含めて、関連情報のまとめを。

新たな燃料として水素が注目されています。
水素とは何か、についてはこのサイトがわかりやすかったです(内容は割愛)。「5分でわかる水素エネルギー」by 水素エネルギーナビ

以前の記事「化石燃料から電気へ。でもその電気はどこから…?」でも記載しましたが、CO2の排出量削減に貢献できる燃料を考えるときに、
①燃料を生産するとき
②燃料を消費(使用)するとき
どちらの段階で(もしくは両方で)、CO2排出量を抑制できるのかを気にする必要があります。

水素の場合は、「②燃料を消費(使用)するとき」にCO2が発生しないことから注目されていますが、「①燃料を生産するとき」の方法によって、3種類の呼び方があります。


以下、分かりやすかったのでwebsiteより引用。

表はQ.STORY「再生可能エネルギーの中心にある
「グリーン水素エネルギー(Green Hydrogen Energy)」
」より引用

水素

- Green (renewables-based) 
 → 再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)
- Grey (fossil fuel-based)
 → 化石燃料ベースの水素製造(グレー水素)
- Blue (fossil fuel-based production with carbon capture, utilisation and storage)
 → 二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)と組み合わせた化石燃料ベースの水素製造(ブルー水素)

*英語はIRENA報告書'Hydrogen: A renewable energy perspective'概要 より
*日本語は同報告書の邦訳「再生可能エネルギーの視点からみた水素」by自然エネルギー財団HPより


水素利用時のエネルギー効率などは別のトピックだとは思いますが、一概に水素=低炭素ではなく、どうやって生産するかまで目を向けて、呼び名を区別するのは分かりやすいな、と思ったので、記録しました。

つまるところ、水素は二次エネルギーということです。
(一次エネルギー、二次エネルギーとは?という話もそのうちまとめたいとは思っている。)


6月の2週目はかなり夏日だったのに、最近はまた雨続きで、モコモコパーカーを羽織って過ごしています。ああ、修論がやばいことに…
ヘッダー写真は先日訪れたOxford


ぱりしゅわ 2021年6月23日 3:21am (GMT)



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