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お客様は神様じゃない

日本人の控えめな?気遣いの出来る?性格からなのか
お客様に強く言えない
そんな方も多く

「お客様は神様です」
といった客が上、店の者は下
見えない上下関係に縛られている方も多いのでは無いでしょうか?

起業し、自分の店を持ったのは
素敵なお客様に囲まれ、楽しく営業出来ることを夢見ていたのでは無いでしょうか

前回の「困ったお客様への対処方法」

の続きです

今回は「わがままなお客様」と「こだわりが強いお客様」の違い
そして、わがままなお客様に振り回されない店作りのための
ルール作成について私の経験をお伝えします

「こだわり」と「わがまま」の違いわかりますか?

私は「注文内容」と「対価」が伴って初めて
それを「お客様のこだわり」と言えると思います

例えば、まつ毛エクステを10本だけ付けて欲しい
という注文があったとします
(通常:定価1000円程度。所要時間10分程度)
こだわりが強く
まつ毛1本1本の向き、角度、付ける位置まで細かく注文される場合
所要時間は30分以上となります

これなら3,000円は頂戴したいところです
3000円払ってでもそのこだわりを求める方こそ
「こだわりの強い良いお客様」と言えます
でも、わがままなお客様というのは
「安く、自分の要求を通したいと望みます」

わがままなお客様は常連化します
自分にとって都合の良いお店だからです

では
良いお客様が多く来店されるお店にするにはどうしたら良いのでしょう

「お店のルールを明確にする」
ということが大事です

「そんなの言われなくても分かるじゃん」という考えは
あくまでもあなたの価値観
同じ商品を見ても、「高い!」「安い!」感じ方は人それぞれのように

お客様自身の「常識」「モラル」をあてにしてはいけません

もし、当サロンでこのようなお客様が来られた場合
新しくルールを制定します
例えば
・まつ毛エクステは30本以上からしかお受けしません
とか
・10本10分までの施術時間となり、時間がオーバーする場合は延長料金を頂戴します

その他、当サロンの一部のルールでは

・当日キャンセル、遅刻。時間変更をされた場合
 4回目以降からは毎回1000円のペナルティ代金を頂戴します

ペナルティルールばかりではなく
良いお客様にはメリットのあるルールもあります

次回の来店予約を取って帰られ、きちんとその日程通りにご来店くださった場合には、割引ポイントを付ける
これは100円でも200円でも良いと思います(ちなみにうちは100円)

これらのルールを明確にし、お客様に伝えると
わがままなお客様にとっては
都合の悪いお店になってしまいますので
もう来店されることはなくなります

逆に
ルールを守っていただけるなら、このお客様も良いお客様になるのです

言いにくい
売上が下がる
と思われた方

それではいつまで経ってもわがまま客に振り回されます

私達店側が
「自分のお店のルールに従えない人はお客様とは言えない」
「お客様と私たちは50:50の関係性である」
と意識することが大事です


目先の数字に振り回されない、勇気を持ってお断りする
良いお客様。というのはお店のルールを守って利用して下さる方であり
その方の性格云々ではありません

お店屋さんごっこ
ではなく、事業をしているのだ。ということお忘れなく

良いお客様だけに囲まれて仕事したいですよね


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