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香りでイタリア一周の旅(ヴェネツィア)編

香りのストーリーとともに、
その土地に訪れたつもりで、香水を楽しむ方法を考案!

イタリアの土地を舞台とした香水44個をピックアップ。
香りを分析し、その土地の特徴や香りの特徴があるのかチェック。

それをまとめてみました!

今回は

ヴェネツィア編!




ヴェネツィア
 北イタリアのベネト州の州都ヴェネツィア。
アドリア海の最も奥まった所にある潟(ラグーナLaguna)の上に形成され、水の都と称されます。アドリア海の女王あるいは、真珠とも称されています。
干潟の上にあるという世界でも類を見ない地形、150以上もの運河が177の島々が集まった州都。さまざまな運河により、町中を巡る運河を進むゴンドラがまるで街のシンボルのよう。

世界でもっとも透明な水の都、

ガブリエル・シャネルの人生に深く関わる、街のスピリット

1920年、マドモアゼル・シャネルはヴェニスと激しい恋に落ちました。

それは彼女の人生を変えた出来事。恋人であるボーイ カペルの死で悲しみに暮れていた彼女は、世界中から集まる人々、街の喧騒やに影響を受け、深い悲しみから解放されていきます。

ヴェネツィアは、13〜18世紀に建造された、ビザンティン、ゴシック、ルネサンス、バロックなど各時代の様式の混在した華やかな建築の美を堪能することができます。

その中でも特にシャネルは、ビザンティンバロック様式の芸術の美しさに魅了されたそうです。


ベイローズがアクセントとなり、オレンジやイランイラン、ローズのアコードが爽やかさとあたたかい魅惑的な印象を与えます。
さらにバニラが魅惑的な印象に深みを与えてくれます。
あたたかみのある色、それはヴェネツィアの町並みを連想させるようなオリエンタルタイプの香り。


悲しみから解放するかのように心地よく穏やかに香るオレンジと組み合わさったフローラルの香りにバニラやベンゾインの深みを加えて。そしてイリスやスミレのパウダリックな品格が芸術の美を表現しているかのよう。




中心部を離れると、美しい教会が見えてきます。

サン・フランチェスコ・デッラ・ヴィーニャ教会は、ヴェネツィアの宮殿の豊かさの象徴。

イタリアのルネサンス期の建築家、ヴェネツィアの主導的建築家として活躍し、盛期ルネサンス建築を導入した人物ともされるヤコポ・サンソヴィーノ(Jacopo Sansovino)によって建築された教会。

ヴェネツィアで最も美しいルネサンス教会の一つと言えます。

そこは、まるで官能と神聖さの禁じられた出逢いを生み出す場所のよう。美しい壁、曲線美を描く階段、石のカーブ。

建物の威風(威厳のある様子。盛んな威勢)、強さそして存在感を。
ベイローズのほんのりと香るスパイスにローズが穏やかに広がり、ウードが深みと官能性を生み出す香りへと感じさせます。深みのあるミステリアスなローズを演出しているようです。


サン・マルコ地区にある豪華さと壮麗さを感じられるバロック様式のサン・モイゼ教会。
一点の曇りもない青空の下、大理石の美しい白さ。あらゆる人を魅了します。


そこには、カカオ=チョコレートのボリュームのある香りが感じられ、お酒のように酔わす、グルマンの甘く魅惑的かつエレガントな香りが広がります。



そんな街の中心に、ひっそりと秘密の園。

ジュデッカ島というのがあります。そこにヴェネツィア最大のイギリス式庭園があります。
19世紀末のイギリス貴族、フレデリック・イーデン卿の私有地です。

今まで許可されたのは、マルセル・プルースト(小説家)やジャン・コクトー(芸術家、詩人)といった特別な著名人のみ。
一般公開はされていません。

そんな秘密の庭園。とても気になります。入ることは決してできない庭園。

どんな庭園なのでしょうか。

ラグーナのほとりに聞こえてくる穏やかで優しい樹木の息づかい。
秘密の園にたどり着くまでは、霧がかかったほんのり魅惑的な樹木が広がる道(ウッディノート)を歩くよう。
そこに木漏れ日のように光に当たる冷たいマリンノートの水が広がり、秘密の園にたどり着く。

だんだんマグノリアのあたたかい香りが広がると同時に、木漏れ日の光が全体を光照らすように晴れたような風景を感じさせてくれます。


世界三大カーニバルの1つがヴェネツィアです。
舞踏会の衣装と仮面がより一層、幻想的な雰囲気を醸し出します。

そのうちの一つの有名スポットサンマルコ広場。

ヴェネツィアの夜の舞踏会のミステリアスな雰囲気を漂わせます。

ジャスミンとイランイランのアコードが官能的な魅力を引き立ててくれます。

イランイランのインパクト、ボリュームがあると思いきや、透明感も感じさせつつも、ジャスミンとのアコードにより生まれたハーモニー。

舞踏会の官能的な魅力を讃えているかのよう。


荘厳な宮殿、素晴らしい運河、咲き乱れる花々
東西の文物の合流点とされるヴェネツィア。
そこでエレガントなベルガモットの香りと出会う。

ナポリやアマルフィ、シチリアなどの南イタリアの太陽をいっぱいに浴びて育った柑橘が、取引される貴重な木材やスパイスを持ち込む来訪者を圧倒する。

ベルガモットの爽やかな柑橘類が、ベイローズやブラックペッパー、ジンジャーのスパイス(香辛料)とイランイランやガーデニアの魅惑的なフローラルが東洋の印象をもたらします。そこにシダーウッド、サンダルウッドの貴重な木材の香りがエレガントさを強調させるよう。



ヴェネツィアの魅力が集まった香りの旅。

是非楽しんでくださいね!
またグーグルアースでも作ってみました!
本当旅した気分になりますね!
おすすめなので是非チェックしてみてください!


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